セブン&アイ・ホールディングスのロゴ(AFP時事) セブン&アイ・ホールディングスは1日、同社に買収提案をしているカナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールと、セブンに対する敵対的買収をしないことを確約する「保護条項」を盛り込んだ秘密保持契約を締結したと発表した。セブン側が保護条項を含む秘密保持契約を結ぶよう求めていた。これにより、買収提案を巡る両社間の協議が前進する。
両社は昨年10月、米国の独占禁止法上の課題を解決するため、クシュタールの米国内の店舗売却に向けた情報を共有する契約を締結。ただ、保護条項を盛り込んだ秘密保持契約はクシュタール側が拒否したとして、締結に至っていなかった。