「よっぽどなんだろうな」市の図書館、窓口業務の停滞をお詫び→返却図書は戻せず、予約本も長期間渡せない状態

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2025年05月04日 12:40  まいどなニュース

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図書館 ※写真はイメージ(StockPhotoPro/stock.adobe.com)

 大阪市立図書館は5月2日、公式サイトを更新。大阪市西区にある「大阪市立中央図書館」の窓口業務が停滞していることを報告し、お詫びしました。

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 混乱の原因は「令和7年4月1日から、窓口等業務委託の受託事業者が交代したこと」だとし、現状については「予約された図書等をお渡しするまで長期間お待たせしているとともに、返却された図書等を所定の位置に戻せていない状況が続いております」と説明。

 さらに「これらの業務は委託の範囲であり、代わって市職員が当該業務を行うことができないため、図書館といたしましては、受託事業者に対し、遅滞なく業務を行うよう強く指導しております」と内情も明かしました。

 その上で、「ご利用のみなさまには、必要とされる図書等を迅速にご提供できておらず、大変ご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申しあげますとともに、ご理解いただきますようお願いいたします」と謝罪しました。

 同館の混乱はネット上でも話題になり、Xでは5月3日に「大阪市立中央図書館」がトレンド入り。「異常事態」「大変なことに」「よっぽどなんだろうな」「利用者が困っているのに手が出せないのか…」「困るのは市民」など、驚きや心配の声が広がっています。

 大阪市立中央図書館は「自治体の図書館では最大級の施設規模」(公式サイト)をうたっており、地下1階から3階までの閲覧室には約30万冊の蔵書を抱える大型図書館。2019年10⽉には⾠⺒商会がネーミングライツを取得し、愛称は「⾠⺒商会中央図書館」に。

     ◇

 公共図書館の運営を民営企業が行うケースは増加しています。2003年に指定管理者制度が導入され、図書館など公共施設の運営を民間企業が行えるようになりました。国内には図書館の管理運営を行う会社も複数あります。一方で、非正規職員も増えており、全国の公立図書館で働く職員の76%が非正規職員だとする調査結果(2022年4月時点、日本図書館協会調べ)も出ています。

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  • 多くの業界に言えることだが、スポットライトの当たりにくい職業を軽視したツケ。やり甲斐搾取はもう通じないといい加減悟れ。
    • イイネ!10
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