“万博効果”でマリメッコに注目集まる、ミャクミャクコーデが流行?

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2025年05月07日 13:01  Fashionsnap.com

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 大阪・関西万博の公式キャラクター ミャクミャク人気により、「マリメッコ(Marimekko)」のデザインに注目が集まっている。そのデザインの親和性から、SNSでは“万博効果”でマリメッコのグッズが欲しくなったという声や、マリメッコの定番「ウニッコ柄」をベースにミャクミャクを取り入れたネイルを楽しむユーザーなどが見られるほか、山口照美 大阪市港区長が万博公式のミャクミャクTシャツとウニッコ柄を合わせた「万博コーデ」を披露し反響を呼んでいる。

◆ミャクミャクとウニッコ柄、共通項は「生命」?

 ミャクミャクは、大阪開催としては55年ぶりとなる万博「2025年日本国際博覧会」の公式キャラクターとして誕生した。デザイナー・絵本作家の山下浩平氏が、細胞が集まって水と融合し、命が芽生える瞬間をイメージしてデザイン。“未来につながる万博”というテーマを体現したという。名前の由来は、生命の鼓動や人のつながりを表す“脈”を重ねたもので、3万件以上の応募の中から選ばれた。

 マリメッコの「ウニッコ柄」は、デザイナー マイヤ・イソラ(Maija Isola)が1960年代にデザイン。「ウニッコ」はフィンランド語で「ケシの花」を意味し、その名の通り、デフォルメされた花弁を不規則に配置することでモダンかつ躍動感のある印象に仕上げた。オリジナルは赤、白、黒の3色を使ったデザインだったが、現在では季節やコレクションに合わせて多彩なカラーバリエーションを展開。ミャクミャクとウニッコ柄を比べてみると、色合い以外にもラウンドシルエットの中央にドットが配置されたデザインなど、確かに共通点があるようだ。SNSを見ても「ミャクミャクかと思ったらマリメッコだった」「完全に一致」などの声が絶えない。どちらも「生命」がモチーフなので、共鳴する部分が多いのかもしれない。

◆ウニッコ柄を用いた「ミャクミャク」コーデ、大阪市港区長が実践

 「万博コーデ」を披露し注目を集めた山口区長に話を聞いた。2024年の春頃、ファッションを通して万博のエンパワーメントができないかと考えインターネットで「赤 青 花柄 布」といったワードで検索をかけたところ、ウニッコ柄がヒット。自身で購入した布を裁断、縫製し「ミャクミャク風スカート」を自作した。「なんとなくミャクミャクと大柄の花は合いそうだなと思った。帆布でとんでもなく分厚く、縫うのに苦労した」と振り返る。

 マリメッコは、大阪・関西万博に北欧パビリオンの公式ユニフォームパートナーとして参画。FASHIONSNAPの取材に対してマリメッコ側は、ミャクミャクとウニッコ柄の親和性が話題となっていることについて「ブランドとしてこうした形で注目をいただいていることは光栄」とコメント。コラボレーションなどについては、現時点では予定していないという。

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  • マリメッコが気の毒・・・。
    • イイネ!23
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