
#マッチョ折り紙のハッシュタグをつけて「こんなタグ見たらさぁ!」と、圧倒的な存在感を放つ“マッチョの折り紙”の写真ポストされたのはARKA@ハイル紙(@arak0515)さん。
まるでボディビルダーのような筋肉美を紙1枚で再現した驚きの作品が話題になりました。
「折り紙の可能性無限大すぎ!」
「筋肉の表現がヤバい…」
「これは芸術の域」
「笑ったけどめちゃくちゃすごい!」
迫力満点のマッチョの折り紙に、さまざまな声が届きました。ポストをされたARKA@ハイル紙さんにお話を聞きました。
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ーーマッチョの折り紙を作ったのは?
「数年前に『紅白折り紙合戦』というX上での企画がありまして。私は折り紙の創作が出来ないので、ならばネタ枠に走ろう……と即興で折ったのがコチラです」
ーー実際に折ってみたご感想をお聞かせください!
「思いつきのまま、ボディビルダーの写真を検索してみたのですが……正直、予想以上に再現度が高くなったなと」
ーー何枚くらいの折り紙で構成されているのでしょう?
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「これらは皆、一枚の紙で折られています」
ーーまた1マッチョ作るのにどのくらいのお時間がかかるのでしょうか?
元作品の『ツル星人』なら30〜40分。マッチョは考えながら折ったので、1時間程度でしょうか」
ーー難しかったところはありますか?
「生っぽさ、でしょうか。腕をいかに膨らましたり、盛り上がりを表現したり……と、紙とボディビルダー画像を睨めっこする羽目に」
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ーー現在の活動やペーパークラフトにハマったきっかけは?
「折り紙については、小学生の頃に見た『TVチャンピオン』ですね。折り紙王選手権で見たドラゴンが欲しい。でも売ってない。自分で作るしかない……と折り続けた結果、界隈でも一目置かれてる(らしい)表現力が身について。
ペーパークラフトについては、幼い頃に作る空き箱ロボットですね。もっとカッコイイ形を、もっと動かせるように……と、飽きる事なく続いた結果、独学でミニフィギュアが作れるようになりました」
ーーこれまで作られたものの中でお気に入りの作品は?
「折り紙なら、神谷哲史さん創作の『エンシェントドラゴン』ですね。先ほどのTVチャンピオンで憧れた原点です。
10時間ほどかかりますが、今までに13〜14体くらい折ったお陰でどんどん洗練された形に。
ペーパークラフトなら『花粉症さん』ですね。私自身、スギ・ヒノキ・ブタクサ・イネ花粉に苦しめられておりまして、『全部伐採してやりたい』という気持ちを込めた物です。
紙でチェーンソーの刃を一つずつ作ったり、完成までに2年近くかかったはず」
ARKA@ハイル紙さんは「ペーパークラフトと違って、折り紙は他者作品のコピーがメインなので、他人のふんどしでバズるのは恐縮なのですが……知名度が低い『折り紙』という趣味が、実はこんな面白い、凄いレベルで進化してると知られるキッカケになっていたら嬉しいです。あと、創作者さんの笹出晋司さんにはゴメンナサイという気持ちでいっぱいです」と話してくれました。
折り紙の新たな魅力と可能性を感じさせてくれるARKA@ハイル紙さんの作品。ぜひ今後の活動にも注目してみてはいかがでしょうか。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・椎名 碧)