
■MLB ロッキーズ 1ー8 ドジャース(日本時間26日、クアーズ・フィールド)
ドジャースの山本由伸(26)が5試合ぶりの勝利を目指して敵地のロッキーズ戦に先発。5回56球を投げて1安打無失点、6奪三振の好投をみせ、今季7勝目を飾った。防御率は2.76から2.61に。
前回のパドレス戦(20日)では6回(85球)を投げ、5安打2失点、奪三振4、四死球0の粘投も打線の援護がなく6敗目。4戦連続勝利なしで3連敗中だったが、5月27日のガーディアンズ戦以来、約1か月ぶりの勝利をつかんだ。
大谷翔平(30)は2打数1安打、2四球(申告敬遠1)。3戦連発は逃したものの、6回には先制点につながるヒットをレフト前に放ち、山本の白星の権利獲得に貢献した。
山本の初回は10球で3者凡退に抑え、上々の立ち上がり。2回もR.マクマーン、M.トーリアから空振り三振を奪うなど3人で退け、3回は2死で初ヒットを許したが、1番T.フリーマンを中飛に打ち取った。
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試合は相手先発のルーキーC.ドーランダー(23)との投手戦が続く中、4回の山本は1死で前日3安打のJ.ベックを低めのスプリットで貫禄の空振り三振。この回も3人で切り抜け、5回は先頭のT.エストラーダに四球を与えたが、投ゴロの併殺打、M.モニアックを空振り三振で安定した投球が続いた。
両チーム無得点の中、6回のドジャースの攻撃では、無死一塁から大谷がチーム2本目のヒットを放つと、徐々に雨が強く降りはじめる。2死二・三塁と先制チャンスを迎えると、M.マンシー(34)が一・二塁間へ高々とフライを打ち上げてしまい、3アウトと思われたが、二塁手・エストラーダが激しい雨粒によりボールを見失い捕球できず。D.ラッシングと大谷が生還し、運の味方してドジャースが2点を先制した。
その後、雨が止む気配がなく、グラウンドにシートが敷かれ試合は一時中断。約1時間半後に再開し、2番手J.バードに対し、T.ヘルナンデス(32)が2死一塁からヒットでつなぐと、A.パヘス(24)のタイムリーで3点目を奪った。
6回は勝利投手の権利を得た山本に代わってL.トリビーノ(33)がマウンドへ。2死一塁からH.グッドマンにセンターへのヒットを許すと、パヘスの悪送球により3-1。接戦になるかと思われたが、7回はM.コンフォート(32)のヒットや大谷の申告敬遠などで2死満塁のチャンスを作ると、M.マンシーがライトへ打った瞬間確信の12号満塁ホームランで7-1とリードを広げた。
8回にはコンフォートが2戦連発の6号ソロを放つなど、終盤も追加点を挙げ、チームは3連勝。シーズン半分の81試合を終え、50勝31敗で、リーグでは50勝一番乗りを果たした。
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