限定公開( 4 )
2011年に登場したなめこを収穫するアプリゲーム「なめこ栽培キット」シリーズが、リリースから14年となる6月30日を前に再びブームを迎えています。6月19日、20日には「App Store」のカテゴリーランキングで1位を獲得。同アプリが再び人気になっている理由を探りました。
最初に登場したスマートフォン用育成アプリゲーム「おさわり探偵 なめこ栽培キット」は、2011年にビーワークスが開発し、配信しています。
ノーマルなめこから“レアなめこ”まで、原木に生えたさまざまな種類のなめこを収穫し、図鑑に記録していくというシンプルなゲームで、なめこを収穫するときの独特な感覚と視覚が癖になる人が続出していました。
絵本などの発売や、2016年〜2017年には「NHK Eテレ」でテレビアニメ化されるなどメディアミックスをして一世を風靡(ふうび)し、現在までにシリーズ累計6000万ダウンロード(2025年6月現在)を達成。
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2021年6月30日には「元祖 なめこ栽培キット」の10周年記念として「元祖 なめこ栽培キット」がリリース。現在アプリストアで公開している「なめこ栽培キット」シリーズは5タイトルで、なめこの種類は1500種類以上も存在しています。
現在、なめこ栽培キットについてSNS上では「今、令和に再びなめこ収穫を始めてみた」「なんか懐かしくなってまたやってる」「なめこ懐かしすぎる」「癒される……」などの声が散見されており、再びなめこブームが再燃している模様です。実際のところ、この体感が確かなものなのか、ビーワークスに話を聞いてみました。
――直近でユーザー数は増加していますか?
はい、直近でユーザーが増えています。これまで広告出稿は行っておりましたが、6月16日の週からXで広告出稿を開始したところ、反響が大きく社内でも驚いています。
――なめこ栽培キットが再び話題になっていると実感したエピソードはありますか?
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1年ほど前からなめこのライセンスの引き合いが増えています。その1つとして2025年1月にバンダイから11年ぶりにガシャポン商品が発売されました。発売直後に完売したお店もあり、アプリのダウンロード数も増えるなど予想を上回る反響がありました。
また、国内だけでなく海外でも「なめこ栽培キット」のリバイバルヒットがありました。2023年11月 韓国で「元祖 なめこ栽培キット」をリリースし、直後からアプリがヒットしました。2024年9月には、韓国でポップアップショップを開催し、連日大行列ができるほどの盛況でした。韓国では日本に先駆けて一般流通のなめこグッズ展開がスタートしています。
――再燃したきっかけは何だとお考えでしょうか?
話題のきっかけとして「平成レトロブーム」の存在があると思います。「なめこ栽培キット」は6月30日に14周年を迎えます。当時なめこに親しんだ方が懐かしさを感じてアプリを遊んだり、グッズを手にしてくれていると感じます。
――今後の展望などあれば教えていただけますでしょうか。
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ガシャポンに続き、2025年秋にはグッズメーカーのT’S FACTORYからなめこグッズの発売を予定しています。
アプリは初代のリニューアル版「元祖 なめこ栽培キット」のほか、シリーズ最多のなめこを収録する「なめこ栽培キットDeluxe 極」、マルチプレイ要素を取り入れた最新作「みんなのなめこ栽培キット』など、楽しみ方が異なる作品を多数展開しています。どれも無料でお楽しみいただけますのでぜひお気軽にお試しください!
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