次世代カミオカンデ、現場公開=7月に掘削完了の本体空洞―岐阜

25

2025年06月28日 14:31  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

報道陣に公開された次世代観測装置「ハイパーカミオカンデ」の本体空洞=28日午前、岐阜県飛騨市
 東京大学宇宙線研究所は28日、2028年の実験開始を目指して岐阜県飛騨市に建設中の次世代素粒子観測装置「ハイパーカミオカンデ」で、観測機器を設置するために地下600メートルに掘削された巨大な本体空洞を報道陣に公開した。空洞は直径69メートル、高さ94メートルで、7月に掘削が完了する。

 実験では、空洞内部に今後設置する巨大な水槽を超純水で満たし、飛来した素粒子「ニュートリノ」が水と衝突する際に発する微弱な光を約2万個の高感度光センサーで捉える。当初は27年の実験開始を予定していたが、掘削で追加の安全対策を実施したことや、費用抑制のために水槽の設計を見直したことに伴い、後ろ倒しされた。 

報道陣に公開された次世代観測装置「ハイパーカミオカンデ」の本体空洞で撮影に応じる東京大の塩沢真人教授=28日午前、岐阜県飛騨市
報道陣に公開された次世代観測装置「ハイパーカミオカンデ」の本体空洞で撮影に応じる東京大の塩沢真人教授=28日午前、岐阜県飛騨市

このニュースに関するつぶやき

  • ノーマル→スーパー→ハイパー→???
    • イイネ!1
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(16件)

ランキングIT・インターネット

前日のランキングへ

ニュース設定