本塁打を放ったカブスのカイル・タッカー(左)と鈴木誠也(右)(写真=GettyImages)● アストロズ 3−12 カブス ○
<現地時間6月28日 ダイキン・パーク>
シカゴ・カブスがア・リーグ西地区の首位アストロズに大勝。鈴木誠也外野手(30)は「3番・指名打者」でフル出場し、自己最多を更新する22号本塁打を放った。
初回に1点を先制したカブスは3回裏、カイル・タッカー獲得の対価として放出した新人スミスに7号逆転2ランを被弾。元有望株に2試合連続の一発を浴びてリードを許したが、直後の4回表にマイケル・ブッシュが14号ソロ、ニコ・ホーナーが3号ソロと2者連続本塁打を放ち、再び試合をひっくり返した。
さらに1点を加え、なおも一死一、三塁という好機では、古巣凱旋のタッカーが右翼スタンドへ17号3ランを叩き込んだ。続く鈴木が左中間突破の三塁打を放って先発マカラーズJr.をノックアウトすると、ピート・クロー・アームストロングの中犠飛でこの回7点目のホームイン。ビッグイニングを形成し、アストロズを突き放した。
大量リードの8回表には、鈴木がトドメの22号2ランを左翼スタンドへ突き刺し、最終的に15安打、12得点の大勝。鈴木はMLBにおける日本人右打者の最多記録となっていた昨季の21本塁打を今季6月、開幕83試合目の時点で早くも更新した。
この試合の鈴木は5打数2安打、1本塁打、2打点という内容で2試合連続のマルチ安打を記録し、今季成績は打率.261、22本塁打、69打点、OPS.863にアップ。ナショナル・リーグ打点部門の単独1位に浮上し、同数で並んでいたエウヘニオ・スアレス(ダイヤモンドバックス)に2打点差をつけている。