【バドミントン】志田「今まで頑張ってきた結果」松山「幸せな空間」最後の国内大会4強で幕

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2025年07月19日 13:48  日刊スポーツ

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バドミントンジャパンオープン 松山奈未、志田千陽組対タン・パーリー、ティナー・ムラリザラン組 女子ダブルス準決勝でプレーする志田千陽(右)、松山奈未組(撮影・千葉一成)

<バドミントン:ジャパン・オープン(OP)>◇第5日◇19日◇東京体育館◇女子ダブルス準決勝



世界ランキング2位で愛称「シダマツ」こと志田千陽(28)松山奈未(27)組(再春館製薬所)が、国内最後の大会を4強で終えた。


準決勝で同3位のムラリタラン、タン組(マレーシア)に0−2(13−21、11−21)でストレート負けした。昨年のパリオリンピック(五輪)3位決定戦で勝った相手に対し、終始流れをつかめず。第1ゲーム(G)序盤で8連続失点すると、第2Gでもいきなり5連続失点と主導権を握れなかった。ジャパンOPでは最高成績となる4強に入ったが、初優勝には届かなかった。


志田は「精いっぱいやった結果」とすがすがしい表情を浮かべ、松山も「自分たちのやりたいプレーができなかった。完敗だった」と受け止めた。


これまでジャパンOPは8強が最高成績だったが、今大会は最高成績となる4強入り。志田は「この1週間を通してシダマツらしさも出せた。今日もこの雰囲気で試合ができて、良い思い出になった。悔しさもあるが、今まで頑張ってきた結果がここに出てうれしい」と笑顔を見せ、松山も「幸せな空間だった」とかみしめた。


2人は14年にペアを結成し、パリ五輪で銅メダルを獲得。その後はモチベーションに差が生じたこともあり、今月8日に世界選手権(8月25〜31日、パリ)をもってペアを解消すると発表した。志田は五十嵐有紗(旧姓東野)と女子ダブルスを継続し、松山は混合ダブルス転向を視野に競技を続ける。


「シダマツ」での試合出場は、世界選手権を含めて残り2大会。次戦はワールドツアーで最高ランク(スーパー1000)に格付けされる中国オープン(7月22〜27日)に臨む。志田は「あまり悲観的にならないようにしたい。1つ反省点があるくらいがちょうど良い。プラスに考えたい」と視線を向けた。

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