『ひらやすみ』アニメ&実写ドラマ化決定 (C)真造圭伍/小学館 漫画『ひらやすみ』がアニメ化&実写ドラマ化されることが決定した。アニメーション制作は『デデデデ』などを手掛けるProduction +h.、実写ドラマは話題作が続くNHK「夜ドラ」枠で今秋に放送される。
【画像】『ひらやすみ』アニメ&実写ドラマ化記念イラストも 同作は、小学館の漫画雑誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて、2021年4月から連載中で全世界累計発行部数110万部を突破している作品。主人公は、定職なし、恋人なし、普通ならあるはずの将来の不安も一切ない、お気楽な自由人のヒロト。彼は人柄のよさだけで、仲良くなった近所のおばあちゃん・和田はなえから、タダで一戸建ての平屋を譲り受ける。
その平屋で山形から美大進学のために上京してきた、18歳の従姉妹・小林なつみと2人暮らしをスタート。何気ない日常の中で、どこか懐かしさを感じる平屋での生活などが、いつしかヒロトの周りには仕事や人間関係、将来への漠然とした不安など、生きづらい“悩み”を抱えた人々が集うように。気ままなヒロトの生き方や阿佐ヶ谷を中心とした下町の風景を描いたストーリー。
連載開始されると瞬く間に「輝け!ブロスコミックアワード 2021」大賞を受賞。その後も「第27回手塚治虫文化賞」マンガ大賞や2022年「マンガ大賞」第3位にもノミネートされるなど、多くの漫画ファンより圧倒的な支持を受けている。さらに2024年には、イタリアで開催された欧州最大のポップカルチャーの祭典「ルッカコミックス&ゲームズ2024」にて最優秀連載コミック賞を受賞し、国内外の業界関係者からもその魅力が広く認められた。
原作者・真造圭伍より描き下ろしお祝いイラスト&コメントも到着し、今回の映像化に「アニメ化、ドラマ化とっても嬉しいです!!完成作品を観るのを楽しみにしています!!」と喜んでいる。
アニメ『ひらやすみ』は小学館集英社プロダクションが製作委員会の幹事社を務め、アニメーション制作は新進気鋭のスタジオのProduction +h.が手掛ける。Production +h.は2020年に設立され、Netflixオリジナルアニメ『地球外少年少女』や映画・アニメシリーズ版『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』と立て続けに話題作を生み出している。
実写ドラマは、話題作の続くNHK「夜ドラ」枠にて今秋放送。「夜ドラ」枠は夜10時45分から15分間、月曜から木曜まで放送しており、毎朝放送している連続テレビ小説「朝ドラ」のように、夜寝る前の15分という短い時間、NHKのドラマでほっとしてもらうという放送枠になっている。