【オールスター】新庄監督、第2戦もサプライズあるか?初戦は160万円サングラスでスクイズ指示

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2025年07月23日 22:37  日刊スポーツ

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全パ対全セ 4回裏全パ1死三塁、周東(右)にサングラスを見せる日本ハム新庄監督(撮影・前田充)

<マイナビオールスターゲーム2025:全パ5−1全セ>◇第1戦◇23日◇京セラドーム大阪



全パのコーチを務めた日本ハム新庄剛志監督(53)が「マイナビオールスターゲーム2025」の第1戦(京セラドーム大阪)で大暴れした。三塁ベースコーチを務めた4回の攻撃中に約160万円で特注した「電光掲示サングラス」を装着してスクイズのサインを出した。試合前には、ソフトバンク小久保監督から任されていた全パのスタメン打順決めにガラポンを導入。“エンタメ采配”で球宴を極上の夢舞台とした。


   ◇   ◇   ◇


新庄監督が慌てて三塁側カメラマン席へ走った。全パの4回の攻撃。1死から安打で出塁したソフトバンク周東が連続盗塁で三塁まで進んだときだ。そこで待機していた監督付きの枳殻マネジャーから受け取ったのが、約1カ月半前に発注した約160万円の「電光掲示サングラス」だった。


新庄監督 あれは(スイッチを)オンにしてから携帯で(文字を)打ち込む。周東君が塁に出て、三塁に来るようなタイミングを見て(枳殻マネジャーに)合図を送っていたんですよ。打ち込んでって。


小走りで三塁コーチスボックスに戻ると、満を持して装着。新庄監督が三塁コーチに立ったら、何かサインが出るという共通認識で戦った全パの面々は、特注サングラスに熱視線を送った。そこで打者のオリックス若月に出されたメッセージは「BOSSのサインはスクイズ スクイズ スクイズ スクイズ」だった。


カウント2−2からのスクイズサインも異例だが、球宴でサインが用意されることも異例。もちろん相手にバレる前提。それでもお構いなし。電光掲示がされないアクシデントにも備えて実はブロックサインも出されており、選手のリアクションも決まっていた。


新庄監督 (若月は)やっていましたか? コマネチって(笑い)。


ビートたけしの声マネをしながら明かした珍事実を笑顔で語ったように、試合前から“お祭り男”は球宴をエンジョイ。選手たちには、こう呼びかけていた。


新庄監督 小久保監督が「8番ファースト頓宮君」って言ったら、たぶんキレて帰ると思うから(笑い)。今回のオーダーは、ガラポンで決めましょう。


日本ハムでは就任1年目の22年に実施した「ガラポン打線」を導入。事前にソフトバンク小久保監督から打順について「ちょっと任せるわ。そういうの天才やろ」と依頼されて「わかった。オッケー。任せて」とサプライズを実行した。


2年連続最下位から昨季は2位躍進で舞い戻ってきた夢の舞台。特注サングラスが不発に終わる可能性もありながら「(走者が)サードに行きそうなタイミング(イニング)を計って…最高」。十八番の勘ピューターもさく裂させた“お祭り男”は第2戦もサプライズはあるのか? 「それは言えんわ」。新庄監督の19年ぶりの夢舞台には、まだ続きがある。【木下大輔】

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