限定公開( 2 )
<競泳:世界選手権>◇29日◇シンガポール◇男子200メートル自由形決勝
初出場で中央大1年の村佐達也(18=イトマン東京)が、自身初、今大会日本競泳陣最初の表彰台となる銅メダルを獲得した。
1分44秒54は日本記録となった。
「いやー、最高です。準決勝が終わって、LINE(ライン)で皆、いっぱい応援してくれた。初めての個人での決勝だったので楽しもうと思っていた」
50メートルを8番手、100メートルで6番手、150メートルで5番手とじわじわと順位を上げて、3位をつかみとった。同種目の日本勢メダルは19年大会銀の松元克央以来、6年ぶりとなった。
|
|
「カツオさん(松元)以来のメダルでうれしい。メダルをとって勢いをつけたいなと思っていた。いい流れになればいいなと。貴重なメダルだと思うので競泳の第1号で幸せ」
愛知・中京大中京高3年時の24年パリ五輪(オリンピック)代表。以降も伸び盛りで実力をつけ、前日28日の準決勝は1分45秒39の全体6位で決勝に駒を進めていた。
日本を出発前には、今大会の目標を「ラスト大まくり」と設定。パリ五輪の同種目金メダリストのダビド・ポポビッチ(20=ルーマニア)ら世界的スターとの直接対決を前に「やっぱり200メートル自由形は世界でタレントぞろい。誰が金メダルを取るか分からない。そこに無名の村佐達也が急に出てきて、ラストでまくれたらかっこいい」と躍動を誓っていた。
◆村佐達也(むらさ・たつや) 2007年(平19)3月27日、愛知・刈谷市生まれ。3歳で水に触れ、小学1年生から本格的に打ち込む。愛知・中京大中京高−中大。24年パリ五輪男子800メートルリレー7位入賞。25年日本選手権200メートル自由形優勝。178センチ、60キロ
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。