
パレスチナ自治区ガザの最大都市の制圧を目指すイスラエル軍は、「地上作戦の拡大を始めた」と発表しました。
イスラエル軍は先ほど、「ガザでの戦争の目的を達成するため」として、北部ガザ市での地上作戦の拡大を始めたと発表しました。
軍はガザ市について、「危険な戦闘地域になる」などと一方的に通告し、住民に対しガザ南部へと退避するよう呼びかけています。
これに先立ち、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は、軍が15日の夕方にガザ市への空爆を強化し、その後、戦車が市内へと進入したと伝えていました。
イスラエルはこれまで、ガザ市がイスラム組織ハマスの最後のとりでになっているとして制圧する意向を示していて、今後、激しい攻撃を行っていくものとみられています。
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ガザ市では、いまも70万人近い住民が避難生活を送っているとされ、さらなる住民の犠牲や人道状況の悪化が懸念されています。