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JR九州は19日、門司港駅(北九州市門司区)の構内に約3年前から留置していた415系車両の2編成(計8両)から、運転室の座席など計53点が盗まれたと発表した。福岡県警門司署は窃盗事件とみて捜査している。
JR九州によると、16日午後5時ごろ、翌週のイベントに使用予定だった415系を駅員が確認したところ、車内の搭載品の一部がなくなっているのに気づいた。車両担当の社員が17日に点検したところ、運転室座席のほか、放送用マイク▽客室内座席▽行き先字幕▽車両番号銘板▽車両製造会社銘板――などが盗まれていた。
被害に遭った車両は鹿児島線や日豊線などで2022年9月まで使用された後、同年にドアを施錠して駅構内の留置線でそのまま保管されていた。保管場所は一般の立ち入りは禁止されており、車内への侵入経路などは不明という。
415系は旧国鉄時代に設計・製造された車両で、白い車体に青いラインの特徴から「白電」と呼ばれるなど多くの人たちに親しまれている。イベントは415系の見学ツアーで、JR九州は参加予定者らに事情を事前に伝えた上で、予定通り実施する予定。【金将来】
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