
ハード系人気の一方で、“超ソフト”や“ジャリジャリ”タイプなど「グミ」の世界に新たな食感が次々登場しています。
【写真を見る】「グミ」新トレンドは“究極のソフト”…もはや「くず餅」感覚や「天使のいたずら」食感とは?【THE TIME,】
まるでバナナ?“むっちりもっちり”グミブームの勢いが止まりません。
調査会社インテージによると、2025年1月〜8月の「グミの販売金額」は867億円となり、初めてアメ(838億円)を上回りました。
スーパーやコンビニでもグミコーナーが拡大され、“未体験の食感”も続々登場しています。
|
|
『ファミリーマート』で8月から発売されたのが5種類の新食感グミ。(※一部取り扱いの無い店舗もあります※数量限定発売)
「むちもっちバナナグミ」(不二家/194円)は、まるでバナナを食べた時のような食感を再現した“むっちりもっちり”グミです。
THE TIME,マーケティング部 新名真愛部員:
「このムチムチ感が、いままでのグミの食感とは違う新しい感覚。噛めば噛むほどバナナの甘さが増していく」
さらに、「もちゅグミ 温州みかん味」(マイナット/198円)は、おもちのような“もちゅぷる”食感。
新名部員:
「やわらかいけど、ほどよく弾力感もある。噛むとプルンとしていて、なくなる。それが新しい」
|
|
食感が楽しい「ジャリジャリ系」も人気です。
「音でじゃりじゃり鳴るのと、ザラメが噛むと混ざってきて、最後甘くなる感じがあるので、味も食感もどっちも2つ楽しめる」(20代女性)
人気のグミ「カンデミーナ」からは8月、シリーズ史上最大級に極粗の“ジャリシャリパウダー”がついた「カンデミーナグミ ジャリシャリ 爽快ラムネ味」(カンロ/151円)が新登場。
新名部員:
「小粒だけど、大き目のザラメが付いているので噛み応えが増す」
他にも、まるで宝石を砕いて散りばめたような、“キラキラザクザク”パウダーで見た目も楽しい「ブルーサファイアグミ ソーダ味」(ベストブロス/270円)も人気です。
|
|
新食感が次々と登場するなか、「新たなトレンドが来ている」と話すのは、新作グミを年間200種類以上食べるという武者さん。
『日本グミ協会』名誉会長・武者慶佑さん:
「25年下半期から26年にかけてのトレンドとして、“究極にやわらかいソフトグミ”が出てきている。各メーカーの技術の向上が凄くて、ハードグミの逆の“やわらかい”も作れている」
技術の進化とともに、“やわらか”トレンドの背景にあるのは「噛み疲れ」の声。
「めっちゃアゴ疲れる。硬い」(10代女性)
「アゴが疲れるからハードグミ得意じゃない。すぐ口でなくなるプニっとした食感が好き」(20代女性)
そんな人たちのために、8月から発売されたのが「とろみ〜グミ ぶどう味」(カンロ/198円)。じゅわっとした果実感を口いっぱいに味わえるソフトを越えた“新レア食感”です。(※一部取り扱いのない店舗もあります)
新名部員:
「噛むと2、3口で“とろけていく感じ”。溶ける、やわらかい、不思議な食感」
やわらか系では、“いたずら食感”なるものも。
「天使のグミ 褒美の濃厚甘熟マンゴー味」(アイデアパッケージ/187円)は、天使が小さないたずらを仕掛けたかのように、噛むたびに弾み、中に入ったジュレが溶け出すという新食感グミです。
さらに、“究極やわらかグミ”を謳うのは「モッチュ 白桃味」(UHA味覚糖/160円)。
新名部員:
「おー!新食感。モチッとしたやわらかい食感だからこそフルーツ感が増す。桃味のお餅を食べているみたいな食感」
やわらかさの秘密は、和菓子でも使う「くず」を原料に使用しているからだといいますが、それはもはや「くず餅」なのでは…?
『UHA味覚糖』マーケティング部・西田さん:
「弊社が考えるグミの定義は砂糖・水あめなどの糖質と、ゼラチンに代表されるゲル化剤から作られるもの。くずは使っているけどグミと考えてもらって大丈夫」
ハード人気から、究極のやわらか系へ。次はどんな食感に出会えるのでしょうか?
(THE TIME,2025年9月24日放送より)