2本塁打を放ったブルージェイズのアレハンドロ・カーク(写真=GettyImages)○ ブルージェイズ 13−4 レイズ ●
<現地時間9月28日 ロジャース・センター>
トロント・ブルージェイズが同地区4位レイズとのレギュラーシーズン最終戦に大勝。2015年以来、10年ぶりのアメリカン・リーグ東地区優勝を果たした。
優勝マジック「1」で最終戦を迎えたブルージェイズ。エース右腕ケビン・ゴーズマンが1回表に1点先制を許しながらも、直後の1回裏に主砲ウラジミール・ゲレロJr.の適時打ですぐさま同点に。さらに、一死満塁からアレハンドロ・カークが14号グランドスラムを叩き込み、スコア5対1と逆転に成功した。
その後、レイズ打線の反撃を受けて一時1点差まで迫られたが、4回裏に代打アンドレス・ヒメネスの犠飛で1点を加え、続く5回裏にはカークがこの試合2発目となる15号2ランで突き放した。7回裏にはアディソン・バージャーの21号2ラン、ジョージ・スプリンガーの32号2ランが飛び出すなど一挙5得点と打線爆発。投げては4回途中から5人のリリーフ投手が無失点リレーで繋ぎ、優勝の懸かる大一番を制した。
昨季地区最下位に沈んだブルージェイズは強力打線が復活し、30球団トップのチーム打率を記録。今季序盤こそ勝率5割前後で推移するも、6月末から10連勝を収めてア・リーグ最高勝率に昇りつめた。現地9月24日にはヤンキースと同率首位で並ばれた中、見事4連勝で逃げ切り。直接対決8勝5敗でヤンキースを上回り、地区優勝を勝ち取った。
これでブルージェイズはア・リーグの第1シードを獲得。2年ぶりのポストシーズンは現地10月4日のディビジョンシリーズから登場し、ともに同地区のヤンキースとレッドソックスによるワイルドカードシリーズの勝者と対戦する。