“小学生の朝食”パン派とごはん派どっち? パン選ぶ理由に「お米は高いから」の声も

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2025年10月23日 14:35  ナリナリドットコム

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小学館のコロコロコミック研究所は、コロコロ読者を対象に実施した「食」に関するアンケートをもとに、“ごはん派”と“パン派”どちらが多いか、食の情報源、大好きな&苦手な食べ物などについての調査結果を発表した。

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この調査は、小学生を中心とした「コロコロコミック」読者772人を対象に実施したもの。昨今は若い世代を中心に、さまざまな事柄において“タイパ”と重視の傾向が強まり、食事に関しても時間対効果を求める人が増えているとされている。こうした中で、イマドキの小学生は、一日の中でとりわけ慌ただしくなりがちな朝の時間帯に、どんなメニューを好んで食べているのだろうか。

まず、「朝ごはんは、ごはん(お米)とパン、どちらを食べることが多いですか?」とたずねたところ、「ごはん(お米)」(51.8%)が過半数を占め、「パン」(48.2%)を上回った。

ごはんを選ぶ理由としては「おいしい・好きだから」(31.8%)がトップで、「腹持ちが良い」(10.3%)が4位、「健康的・栄養がある」(7.3%)が5位に。パンを選ぶ理由2位の「手軽・簡単・早い」(26.9%)とは対照的な結果となり、時間効率だけでなく、味や満足感を重視している小学生も多くいることがうかがえた。

一方でパンを選ぶ理由としては、4位「食べやすい」(11.6%)や5位「種類が多い・アレンジしやすい」(8.3%)という利便性やレパートリーの多さを重視している小学生が多いなか、その他の回答として「お米は高いから」「ご飯が手に入れにくいから」という米不足や物価高の影響がみられるコメントもあった。

次に「『これ、おいしそう!』『食べてみたい!』と思う食べ物や飲み物の情報はどこで知ることが多いですか?」という質問では、「テレビ」(29.5%)がトップとなる一方、注目すべきは、2位の「YouTube」(21.6%)が、「家族」(9.5%)をダブルスコア以上引き離している点。かつては親から子へと伝え、食卓で親しむなど家庭内で共有されることが多かった食の知識だが、現在では好きなYouTuberが紹介するメニューや商品が小学生の食のトレンドを力強く牽引している様子がうかがえる。

さらに「大好きだけど、おうちの人はあまり食べさせてくれないもの」をたずねたところ、チョコレートやアイス、ケーキなどの「お菓子・スイーツ」(26.9%)がトップとなり、2位の「なし」に次いで、カップ麺やハンバーガー、ラーメンなどの「ジャンクフード」(18.1%)が3位にランクイン。

一方、「おうちの人が『もっと食べなさい』と言うけど、本当はあまり好きじゃないもの」をたずねると、「野菜」(56.6%)が過半数を占めてダントツの1位となった。特に具体的な野菜としては「ピーマン」「トマト」「ナス」が上位に挙がっている。魚介類では「骨のある魚」が苦手という回答があり、その他では「サプリメント」や「プロテイン」などの栄養を補給するものも見受けられた。

子どもの健康と成長のために栄養価の高い野菜を摂ってほしい親と、そんなことは度外視してとにかくおいしいものを食べたい子どもによる家庭内でのせめぎ合いの様子がうかがえる結果となった。

こうした結果について、コロコロコミック研究所の小林浩一所長は「お米の不足や価格の高騰があった中でも、ごはんが人気というのは面白いですよね。『おいしい』や『おかずとの相性がいい』といった理由が多く、味や満足感を大事にしている小学生の姿が浮かび上がってきました。一方で、パン派もほんの僅差で拮抗していて、『手軽さ』や『種類の多さ』といった理由が今の時代らしさを感じさせます」とコメント。

また、「食の情報を家族だけでなく、YouTubeなどの動画から得ている点も、令和の子どもたちらしい特徴です。親が食べさせたい『野菜』と、子どもが好きな『お菓子・ジャンクフード』とのギャップは昔からありますが、そこにデジタルメディアの影響や物価の変化といった新しい現実が重なってきているのも興味深いところです」と語っている。


元記事はこちら:https://www.narinari.com/Nd/20251098453.html



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  • 映画「トラック野郎」で、朝の海岸で桃さんがメザシ焼いてご飯かっこんでるのが美味そうでなあ
    • イイネ!1
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