オルツ元社長ら4人起訴=粉飾決算、法人も―東京地検
1
2025年10月29日 18:31 時事通信社

人工知能(AI)開発会社「オルツ」(東京都港区、上場廃止)の粉飾決算事件で、東京地検特捜部は29日、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)罪で元社長米倉千貴容疑者(48)ら4人と法人としての同社を起訴した。
ほかに起訴されたのは前社長日置友輔(34)、元執行役員浅井勝也(46)、財務経理部長有泉隆行(52)の各容疑者。特捜部は認否を明らかにしていない。
起訴状によると、米倉容疑者らは昨年9月、2022年1月〜24年6月の売上高を計約84億円水増しした有価証券届出書を関東財務局に提出。東証グロース市場に上場後の今年3月には、24年12月期の売上高を約49億円水増しした有価証券報告書を提出したとされる。重複を除いた水増し額は約111億円に上った。
Copyright(C) 2025 Jiji Press, Ltd. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。