
クマによる被害が深刻化するなか、連日各地で対応に追われています。
食べ物を求め、人の生活圏までやってくるクマ。環境省も「クマが好きで寄ってくる物」を紹介し、注意喚起しています。
【写真を見る】クマ立てこもり 2階から見張る警察官「見えるところにいる…」
クマ対策 カギは「ニオイ」か日比麻音子キャスター:
連日のようにクマが市街地や住宅地に出没し、今年のクマ被害は過去最悪を更新しています。
秋田では3頭のクマが民家の庭に侵入して柿の実を食べたり、北海道ではごみ捨て場を荒らしていたりしたということです。
新潟大学・箕口秀夫 名誉教授によると「(今は)冬眠前の“食い貯め期” で、食べ物のニオイに引き寄せられている」といいます。
また、クマの嗅覚はとても鋭く、人を『1』とした場合、▼犬(警察犬)は約1000倍、▼クマは約5000倍にもなるというのです。
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環境省はクマも「犬並み」としていますが、クマの嗅覚は鋭いようです。
箕口名誉教授は「数キロ先のニオイも分かるほど、目よりも鼻で獲物の居場所を感知する」といいます。
“生ごみ”や“ガソリン”のニオイも好き環境省でも注意を呼びかけています。
クマが好むニオイとして『(果物の)カキ』や『クリ』、さらに『生ごみ』『廃油・食用油』『ぬか漬け』をあげています。
山内あゆキャスター:
生ごみや油、ぬか漬けは、人間の暮らしのなかで出てくるものですよね。そういうものに反応するんだと驚きました。
日比キャスター:
食べ物以外のニオイにも注意が必要です。
クマは意外にも『ガソリン』『灯油』『ペンキ』といったニオイも好むといいます。
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これらのニオイについて、箕口名誉教授は「スギ・ヒノキにニオイが似ているから好むのではないか」という研究結果があるといいます。
これからの季節、灯油を使う機会が多くなります。外に放置せず、鍵がかかるような倉庫などに保管することが大切になりそうです。
山でベンチや香水は注意さらに、秋の行楽シーズンでハイキングやキャンプなどに行かれる方も多いと思います。箕口名誉教授に注意点を聞きました。
●山のベンチや道しるべにはペンキを使用していることが多く、クマが近寄ってくる可能性がある
●揮発性の強いニオイに興味を持つ習性があるため、香水や柔軟剤のニオイに気をつける
蓮見孝之キャスター:
どれも生活に密接するものです。クマがすごく身近にいるということがわかります。引き続き注意をしていきたいですね。
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