
日本が資金と技術の両面で支援をしてきた「大エジプト博物館」が正式にオープンしました。
無数のドローンを使って空に映し出されたツタンカーメンの「黄金のマスク」。エジプトの首都カイロ近郊のギザで「大エジプト博物館」が1日、正式にオープンし、記念式典が開かれました。
ツタンカーメンの「黄金のマスク」など、古代エジプトに関連した出土品5万点以上が収蔵され、単一の文明を扱うものとしては、世界最大規模の博物館になります。
博物館をめぐっては、エジプトの政情不安などを理由に、開館がたびたび延期されてきました。
建設費は10億ドル=日本円でおよそ1540億円程度とされ、日本政府はそのうちの半分以上にあたるおよそ842億円をODA=政府開発援助として融資したほか、JICA=国際協力機構を通じて、出土品の保存・修復など、技術面でも協力してきました。
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博物館は、4日から一般公開される予定です。
