
12日は日本列島、地域によって「夏」と「秋」、そして「冬」が混在するかのような空模様でした。こうした中、日本の「気象リスク」が急激に悪化しているとの分析が示されました。
【画像を見る】沖縄に近づく見通しか?フィリピンに猛威を振るった「台風26号」の今後の行方
150地点で「冬日」観測 沖縄には台風が接近か記者
「午前9時の新宿です。マフラーを巻いている人や厚手のコートを着ている人が多い印象です」
11月12日の東京の朝の気温は8.1℃。今シーズン一番の冷え込みとなりました。
男性(40代)
「きょうは体の芯から冷えてくるような感じでした」
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女性(60代)
「ちょっと寒くなりましたよね。初めてコートも着ました。けさ初です。まだちょっと樟脳のにおいって感じ」
女性(60代)
「(朝は)すごく寒かった。周りに畑や田んぼが多いので、霜が下りていた」
女性(30代)
「ちょっとお布団から出たくないなという感じでした」
女性(30代)
「天気予報の気温がひと桁だったので、いっぱい着て来ました」
12日は各地で冷え込み、最低気温0℃未満の「冬日」となった地点は150を超えました。また、今季最低気温を観測したのが169地点でした。
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一方、フィリピンに大きな被害をもたらした台風26号。その台風が、13日には沖縄地方に近づく見通しで、沖縄や奄美に断続的に雨雲がかかり続ける見込みです。
13日午前6時までに予想される24時間降水量は、沖縄地方で100ミリとなっています。
11月にも関わらず季節外れの台風の影響。日本列島は「夏」「秋」「冬」と“3季”が混在しているかのようです。
そんな中、気候変動対策を話し合う国連の会議「COP(コップ)」の開催に合わせて、ドイツの研究機関「ジャーマンウォッチ」が、世界各国の気象リスクを分析し、ランキング形式で発表しました。
12日に公開された2025年版では、去年1年間の気象による人的被害と経済的被害に基づくランキングで、日本は34位となり、2024年版の100位から大幅に気象リスクの順位が上がりました。
研究機関は、この要因について、去年の猛暑で熱中症などの人的被害が相次いだことや、梅雨前線による7月の記録的豪雨での経済被害を8億ドルと評価したことを挙げています。
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