男2人に懲役3年求刑=小学校侵入、来月判決―東京地裁立川支部
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2025年11月21日 17:02 時事通信社

東京都立川市の市立小学校に侵入し教員らに暴行したとして、傷害と公務執行妨害の罪に問われた飲食店経営後藤竜児(47)、従業員高松龍生(27)両被告の公判が21日、東京地裁立川支部(河畑勇裁判官)であった。検察側は両被告にそれぞれ懲役3年を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求め、結審した。判決は来月16日。
検察側は論告で、両被告が授業中の児童らの目の前で教員らに一方的に暴行を加えたと指摘。「大勢を巻き込んで恐怖のどん底に陥れた点で、通り魔事件にも似た悪質な犯行」と非難した。
その上で「酒に酔っていて覚えていない」とした被告らの弁解は信用できないと主張。「地域社会に与えた衝撃は大きく、結果は極めて重大。酌むべき事情は皆無だ」として厳重な処罰を求めた。
弁護側は、両被告が深く反省し、被害弁償を誓約しているとして執行猶予を求めた。
起訴状によると、両被告は5月8日午前、立川市立第三小の教室や廊下などで教員ら4人に殴るなどの暴行を加え、2週間〜1カ月のけがをさせたとされる。
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