4ゴールを挙げたキリアン・エンバペ(右)[写真]=Getty Images チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第5節が26日に行われ、オリンピアコス(ギリシャ)とレアル・マドリード(スペイン)が対戦した。
ここまで4試合を消化したリーグフェーズで3勝1敗を記録し、勝ち点「9」を積み上げているレアル・マドリード。2023−24シーズン以来の優勝を目指す“白い巨人”はCL開幕から3連勝を飾ったものの、前節にリヴァプールから今大会初黒星を喫した。2試合ぶりの勝利を目指す一戦で、シャビ・アロンソ監督はキリアン・エンバペやヴィニシウス・ジュニオールらを先発起用した。
試合は立ち上がりの8分にオリンピアコスが先制したが、ここからレアル・マドリードのエースが違いを見せつける。まずは22分、ヴィニシウスのスルーパスからエンバペが裏に抜け出し、冷静に流し込んで同点弾をマーク。その2分後にはレアル・マドリードがオリンピアコスを押し込みつつ、ポケットに侵入したアルダ・ギュレルのクロスからエンバペが頭で逆転ゴールを挙げる。
さらに29分、レアル・マドリードが敵陣内でのポゼッションで攻撃の糸口を探り、オリンピアコスの守備ブロックを左右に揺さぶる。トレント・アレクサンダー・アーノルドがセンターサークル内のエドゥアルド・カマヴィンガに配球し、左足で浮き球のスルーパスを供給。左サイドから斜めにスプリントしてきたエンバペに繋がると、右足でネットを揺らして追加点を決める。エンバペは7分間でのハットトリックとなった。
後半開始早々の失点で1点差に迫られたアウェイチームだったが、60分にまたもエンバペがチームを救う。GKアンドリー・ルニンが相手のシュートをキャッチし、レアル・マドリードがゆっくりとポゼッションを開始。オーレリアン・チュアメニが最終ラインからフィードを送ると、左サイドでボールを受けたヴィニシウスが鋭いドリブルでマーカーを縦に突破する。ボックス内に切り込みながらラストパスを出し、最後はエンバペがフィニッシュ。再びリードを2点に広げた。
その後は81分にオリンピアコスからゴールを奪われたものの、試合は4−3で終了。レアル・マドリードが敵地で勝利を収めた。次節、オリンピアコスは来月9日にアウェイでカイラト(カザフスタン)と対戦。レアル・マドリードはその翌日にホームでマンチェスター・シティ(イングランド)と対戦する。
【スコア】
オリンピアコス 3−4 レアル・マドリード
【得点者】
1−0 8分 シキーニョ(オリンピアコス)
1−1 22分 キリアン・エンバペ(レアル・マドリード)
1−2 24分 キリアン・エンバペ(レアル・マドリード)
1−3 29分 キリアン・エンバペ(レアル・マドリード)
2−3 52分 メフディ・タレミ(オリンピアコス)
2−4 60分 キリアン・エンバペ(レアル・マドリード)
3−4 81分 アユブ・エル・カービ(オリンピアコス)