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福岡県田川市の私立認可保育所「松原保育園」の保育士10人が園児に虐待を繰り返していた問題で、園を運営する社会福祉法人「松原福祉会」(高瀬春美理事長)は、園に設置した防犯カメラに、約2カ月間で100件を超える虐待を含む不適切事案が記録されていたと明らかにした。
県などに提出した改善報告書によると、園が6月に園児の安全確保などのため設置した防犯カメラ19台に記録されていた。園長と保育士との意思疎通不全などが原因としている。しかし、映像を確認するモニターは事務室1カ所しかなく、常駐する職員も園長ら3人だけ。発生と同時に確認する体制としては「不十分だった」とした。
改善策として、職員研修の実施や外部から副園長を招くほか、若手と中堅、ベテランによる3、4人の保育士チームを設けるなど風通しのよい環境を目指すとした。【出来祥寿】
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