映画『WIND BREAKER』キャストが渋谷で落書き清掃 作品テーマと連動した社会貢献プロジェクトを実施

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2025年12月02日 09:08  オリコンニュース

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実写映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』(12月5日公開)渋谷区落書き清掃イベント
 実写映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』(12月5日公開)と、“落書き問題”に取り組んできた渋谷区がタッグを組み、落書き清掃を実施した。参加したのは主人公・桜遥役の水上恒司と蘇枋隼役の綱啓永の“防風鈴(ぼうふうりん)”の2人と、“獅子頭連”から副頭取・十亀条役の濱尾ノリタカの3人。劇中では敵対する立場である面々が、“街を守る”という目的のもと肩を並べる、異例のコラボレーションとなった。

【動画】渋谷区落書き清掃イベント ダイジェスト映像

 本作は、ケンカだけが取り柄で「仲間なんて邪魔なだけだ」と一匹狼を貫いてきた桜遥(水上恒司)が、町を守る正義の不良集団“防風鈴”の仲間たちと出会い、守るために闘う意味を知り成長していく姿を描く。

 “防風鈴”は、「人を傷つける者・物を壊す者・悪意を持ち込む者、何人も例外なくボウフウリンが粛清する」という信念を掲げ、街の秩序を保つべく活動している。劇中では、市内に書かれた落書きを清掃するシーンが描かれ、その人情味あふれる姿も作品の魅力となっている。

 都市開発における落書きは世界共通の課題だ。渋谷区では2021年より「落書き対策プロジェクト」を始動し、啓発ポスターの掲出や、専門業者による清掃支援に加え、24年からは「落書き対策プロジェクト セカンドステージ」として、ボランティア団体や企業、学生サークル、友人グループを協力者として募集するサポーター事業や、落書き防止アート(シブヤ・アロープロジェクト)など、さまざまな施策に取り組んできた。今回、映画作品との連携は区として初の試みとなる。

 当日はまだ静けさの残る早朝の渋谷に、ツナギ姿の上、綱、濱尾が集合。「渋谷の街をキレイにします!」と意気込み、渋谷区環境整備課の指導を受けながら清掃を開始した。初めは苦戦しながらも、徐々に要領を得た3人は真剣な表情で作業に没頭。予定時間を超えて最後まで落書きを消し切ると、達成感にあふれた笑顔を見せた。

 作業を終えた水上は、3人がかりでも大変だったことに触れたうえで、「落書きに困っている人たちがいる。この清掃が、落書きをしてしまう側の人へも何か気づきとなってくれたら」と話した。濱尾は、「落書きが消えることで新たな落書きが減る傾向にあると聞きました。この流れが続いてほしい」と期待を寄せた。綱は「今回の清掃だけですべてが解決するわけではないけれど、今日の僕たちの姿を見て意識が変わる人が増えたらうれしい」と語った。

 さらに3人は、清掃体験を通じて“自分が守りたいもの”にも言及した。濱尾は「困っている人に声をかけることを大切にしている」と言い、「先日も外国の方に声をかけて話を聞くことができた」と日頃から心がけているそう。水上は「僕は公園が好きで、勝手に“公園ソムリエ”だと思っている。子どもたちが遊ぶ場所も守りたいし、公園を守りたいですね」と笑顔を見せた。綱は大学で環境安全を学んでいた経験から「大袈裟かもしれませんが、地球や未来を守りたい。一人の力ではできないけれど、小さな活動の積み重ねが大切」と語った。

 さらに作業後、渋谷区からの“お礼”として3人にプレゼントされたのは、劇中でも印象的なアイテムとして登場する「たい焼き」。3人は「おいしい!」と無邪気に頬張り、リラックスした笑顔を見せていた。

 最後は、渋谷センター街に掲出中の映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』特製シャッター広告の前で記念撮影。キャストのビジュアルが並ぶ迫力ある広告には、「ここ渋谷で街を汚す者・酒に酔って暴れる者・夜更かしして家族を心配させる者、何人も例外なくボウフウリンが粛清する」と、作品になぞらえたメッセージも掲出されている。

 エンターテインメントと社会貢献が交差した今回のプロジェクト。街のために汗を流す水上、綱、濱尾の姿は、まさに映画が掲げる“人情”と“正義”の精神を体現したものだ。濱尾は、自身が演じた十亀が、街を汚してしまう行動をとることにも触れながら、「悪さをしてしまう十亀の行動とは裏腹に揺れる心情や葛藤も考えながら演じていたので、そういう部分にもぜひ注目して観てほしい」と訴えた。

 綱は「大切な人を守りたいと思ってもらえるような映画になっているので、ぜひ劇場でご覧ください」。水上は「僕自身、自分のためでなく誰かのために何かするときにとんでもなくパワーを発揮できた経験があります。みなさんにとってこの映画が、守りたい存在のことを思ったり、そういう存在を見つけられるような作品になったらうれしい」と、それぞれ公開への思いを語った。


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  • 落書きしているチーマーだとかカラーギャングがまだ居るんだろ?そいつらを捕まえて、落書きを消させろよ!板橋区は今、悪戯書きが酷くて、役所がキレてるからな。
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