【カーリング】日本代表フォルティウス無傷5連勝でPO進出決定!吉村紗也香「絶対勝てると」

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2025年12月09日 09:16  日刊スポーツ

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ストーンを投げる小野寺(撮影・飯岡大暉)

<カーリング五輪最終予選:日本10−5トルコ>◇8日(日本時間9日)◇女子1次リーグ◇カナダ・ケロウナ



【ケロウナ(カナダ)=飯岡大暉】カーリングの26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)最終予選第5戦で、女子日本代表(世界ランク5位)のフォルティウスが、プレーオフ(PO)進出を決めた。


トルコ(12位)に10−5で勝利。無傷の5連勝で単独首位に立ち、POに進める3位以内を確定させた。


スキップ吉村紗也香(33)は「自分たちの戦いさえできれば、絶対勝てる自信があった」と笑顔を見せた。


序盤は大量点を奪い合う展開。日本は第1エンド(E)に2点を先制。第2Eは6失点のピンチがありながら、3失点にとどめる。第3Eに3点を奪い返し、前半を6−3で折り返した。


後半も着実に加点。第5Eの1点に続き、第6Eには2点をスチール。第8Eに2点を奪い、相手が負けを認めた。


吉村は第2Eの危機を「相手に良いポジションを取られて、6点なのかなとも思った。なんとか最少失点に防げた」ち振り返った。


日本は24、25年の世界選手権では好成績を残せず、五輪出場権を獲得できていない。残る枠は2つ。9月の代表決定戦でロコ・ソラーレ、SC軽井沢クラブとの三つどもえを制したフォルティウスが、ラストチャンスに挑んでいる。


日本女子として8大会連続五輪がかかる。初日は米国に8−4で快勝し、この日はトルコにも快勝。3月の選手権では3−4の接戦で敗れていた強敵を倒した。


吉村は「プレッシャーをかけるような戦術や、ショットを投げさせることが必ず必要だと思ってた。自分たちも本当に調子が今すごくいい。攻め気を持ちながら、自分たちのスタイルを最後まで突き通そういう気持ちでこの試合は臨んでいた。少し危ない場面はあったけど、みんなでカバーし合いながら、勝ちにつなげられた」と喜んだ。


10日(日本時間11日)から行われるPOでは、まず1次Lの1位と2位が対決し、勝者が五輪に決定。敗者は1次L3位との決定戦に回り、勝てば最後の切符を獲得できる。2位以内であればチャンスが2回残されるため、有利になる。


司令塔はPOに向けて「1位で上がりたいと思っている。さらに精度高く、1つ1つ丁寧にやりながら、勝利に向けて残り2戦頑張っていきたい」と意気込んだ。


次戦は9日午前9時(日本時間10日午前2時)からエストニア(14位)との第6戦に臨む。


◆男女の26年ミラノ・コルティナ五輪への道 五輪には各10カ国が出場。開催国イタリアを含む8枠が決定しており、残り2枠を最終予選で争う。8チームで総当たりの予選を行い、上位3チームがプレーオフに進出。1次L1位と2位が対決し、勝者は五輪へ。敗者は1次L3位との決定戦に回り、勝てば五輪に進む。


◆女子フォルティウスの日程 ※日本時間。()は世界ランクで日本は5位


6日午後0時 8○4米国(10位)


7日午前7時 8○6ドイツ(13位)


8日午前2時 7○5オーストラリア(24位)


8日午後0時 10○3チェコ(15位)


9日午前7時 10○5トルコ(12位)


10日午前2時 エストニア(14位)


10日午後0時 ノルウェー(7位)


11日午前7時 PO(1):予選1位×2位


12日午前3時 PO(2):(1)敗者×予選3位

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