福袋はもう年明けに買わない? 3割が「11月以前に購入検討」、欲しいもの1位は

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2025年12月28日 06:10  ITmedia ビジネスオンライン

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「福袋」の販売が早期化

 新年の初売りの風物詩である福袋だが、最近では事前予約や抽選を取り入れる企業も増えている。チラシ・買い物情報サービスなどを展開するくふうカンパニー(東京都港区)が実施した調査によると、福袋の購入を検討する時期について「11月以前」と回答した人が3割を超えた。


【画像】福袋の検討時期


 福袋の購入を検討する時期で最も多かったのは「12月以降」(57.1%)だった。「11月」(20.0%)、「毎年購入すると決めている」(11.2%)が続いた。くふうカンパニーによると、年明けに店頭で購入する福袋に加え、秋頃から予約を受け付ける商品もあるという。


 調査を実施した11月下旬〜12月上旬の時点で、福袋を既に「購入する」と決めている人(購入済みを含む)は11.1%だった。一方で「購入しない」とした人は68.4%、「未定」は20.5%だった。


 企業へのアンケートでは「お買い物商品券付き福袋を来店促進のために販売する」「近年少しずつ落ち込み気味ではあるものの、『新年=福袋』という購買意欲はいまだ残っており、企業として稼ぐための源泉になる需要はあると感じているため」といった声が挙がった。


 福袋で欲しいもの、入っていたらうれしいものは「食料品」(46.6%)が最も多かった。「割引チケット・商品引換券」(45.8%)、「菓子・スイーツ」(38.8%)、「消耗品・生活必需品」(28.7%)が続き、日常生活で使いやすい商品が支持を集めた。


●福袋の予算は?


 福袋の購入予算は「5000〜1万円未満」(27.7%)が最多で、「3000〜5000円未満」(21.1%)、「1万〜2万円未満」(16.0%)が続いた。6割以上が「1万円未満」を予算としていることが分かった。


 購入時に重視する点としては「価格」(61.1%)、「好きなショップ・ブランドであること」(50.6%)、「中身が分かっていること」(49.7%)が上位を占めた。


 くふうカンパニーは「福袋の魅力は本来『何が入っているか分からないワクワク感』だが、『早く検討して確実に手に入れる』『割引チケットなどお得度が分かりやすい』『確実に使える消耗品が良い』といった、生活者の堅実な購買傾向が見られる結果だった」と分析した。


 本調査は11月21日〜12月1日、同社のチラシ・買い物情報サービスなどのユーザー5403人と、同サービス導入企業35社を対象に、インターネットで実施した。



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