
2025年の新語・流行語大賞候補30語にも選ばれ大流行の「ぬい活」ですが、話題となっているのが、ぬいぐるみの病院です。人気の理由はどこにあるのでしょうか?
【写真を見る】予約“4か月待ち”で“海外”からも注目「ぬいぐるみ専門病院」が人気のワケ【THE TIME,】
治療に全国から患者が来院傷ついたぬいぐるみを治療してくれる「ぬいぐるみ専門病院」。番組で調べたところ、このような施設は全国に6か所みつかりました。
東京・千代田区にある『杜の都なつみクリニック』もその1つ。1か月に100体以上が来院し、予約は4か月待ちになるほど人気です。
秋田県から来たという20代の男性が連れてきたのは、キティちゃんのぬいぐるみ。
|
|
|
|
20代男性:
「8歳の時から大事にしているぬいぐるみで、本当にかけがえのない存在。冬寒そうでストーブで暖めてあげようとしたら足が焦げてしまった」
40代の女性は、アライグマ?のぬいぐるみ。10歳ぐらいのときに祖母からもらって約40年。海外旅行にも連れて行くほどかわいがっていましたが、かなり衰弱した様子。診察を受けると…
ドクター・北村じゅりさん:
「お鼻の下のところがちょっとおハゲになって毛が薄れている。気になるようであれば植毛治療もできる」
来院した患者さんは、ドクターの診察を受け問診票を作成。症状に合わせたさまざまな処置を受けられます。
布が劣化しすぎて治療費9万円神奈川からやってきた母親と小学生の子どもが連れて来た患者さんには重大な症状が…。クラレと名付けられた体長20cm?ほどのヒツジのぬいぐるみです。
|
|
|
|
母親:
「縫って補修していたけど、布が劣化しすぎて縫えない状態になって…」
ドクター:
「全身の治療になってきますのでだいたい9万円前後」
予想より高かったと漏らしつつも、治療することに決めた母子。実はこのクラレちゃんは、母親が10年、そのあと娘が9年と、20年近く一緒に過ごしてきたぬいぐるみです。
母親:
「娘が引き継いでそれを気に入って、赤ちゃんのころから使ってくれた。第二の人生みたいな感じで嬉しい」
治療にかかる期間は1か月半から3か月ほどで、毎日一緒に過ごしたクラレちゃんとはしばらく離れ離れになりますが、入院中の治療の様子を確認することもできます。
|
|
|
|
病院スタッフが、入院中のぬいぐるみを季節に合わせたオブジェなどと一緒に撮影。病院HP上にはそれぞれの「個室」が用意され、画像とともに治療経過の報告もしてくれます。
病院スタッフ:
「可愛く写真を撮ることで、大事に扱ってもらえていると思ってくれたらいいな」
治療をするドクターをはじめ、在籍する8人のスタッフは全員専門的な技術を持ったスペシャリストです。
婦長・庄司かおりさん:
「みんな洋裁の専門学校を卒業し、パターンメーキング技術検定や洋裁技術検定上級などの資格の所持者。高い技術はみんな持っていて希望に沿って治療している」
では、実際にどのように治療しているのかー
【作業1】まずは、新しい綿に交換するため古い綿を全て取り出し、ほつれや破れがないかを検査
【作業2】お風呂エステ⇒丁寧に手洗いし、ブラッシングなどを施して治療前に汚れをキレイに落とします
【作業3】穴やほつれを補修し、綿の交換⇒検査時に頭や体などのパーツごとに何グラムの綿が入っているかを記録しているので、同じ分量の綿を入れていきます
【作業4】ストレートピーリング⇒仕上げに毛並みを整えてサラサラフワフワに。これで治療は完了
取材した日に退院するゴリラのぬいぐるみ、ゴリくん・ゴリ助くんを迎えにきた保護者さんは、「おかえり〜」と満面の笑み。くたくたになっていた体も、ふっくらしっかり。出会った時の色や形に生まれ変わった姿に「座っていられなかったのに、見違えるようになった」と大感激の様子です。
シンガポールからの“患者”も治療技術の高さは、海外からも注目されています。
19歳になる犬のぬいぐるみ・ベニーちゃんの治療を終え迎えに来たのは、シンガポールから来日した母娘。
退院するベニーちゃんが現れると、Wow〜という歓声。「すごく嬉しい」「素晴らしい」と
こちらも満面の笑みで体を触ったり頭を撫でたりしています。
シンガポールから来日した女性:
「このクリニックが治した患者さんを見て、いい感じに治されていたのでシンガポールで治してもらうよりここの方がいいんじゃないかと」
見違えるように元気になったぬいぐるみたち。またみなさんと新しい思い出がたくさん作れそうです。
(THE TIME,2026年1月2日放送より)

