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<全国高校ラグビー大会:京都成章15−36桐蔭学園>◇決勝◇7日◇大阪・花園ラグビー場
桐蔭学園(神奈川第1)が京都成章(京都)に21点差で快勝し、史上6校目の大会3連覇を達成した。
前半15分に京都成章にトライを許して先手を取られたものの、すぐ4分後にFB曽我大和(2年)が同点トライ。5−5で迎えた後半5分にNO8足立佳樹(3年)のトライで逆転すると、同7分にはフランカー長尾峻(3年)もインゴールに体を預けて京都成章を突き放した。後半もモールなど一丸の前進で、通算では6度目となる花園Vを手にした。
シーズン2度もあった敗戦が、今季のチームを力強くした。藤原秀之監督(57)が「転機になった」と明かすのは、大阪桐蔭に10−20で敗れた昨年5月のサニックスワールドユース大会と、国学院栃木に7−50で大敗した同6月の関東大会Aブロック決勝の2試合。「記録的大敗。完敗だった」という試合が、王者が立ち位置を見直すきっかけとなった。
そこから例年以上に強調したのは「基礎に立ち返ること」。同3月の全国選抜大会では京都成章との決勝を36−0で制して優勝していたが、指揮官は「その裏で、しっかり準備をしたチームが結果を出す」と選手に伝えた。「自分たちは強くない」と認識した選手たちは、チャンピオンではなくチャレンジャーとして謙虚に努力を重ね、力を上げてきた。
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藤原監督の想像を超える成長だった。優勝インタビューで「去年ここで勝ってから、まさか…。ビックリしています」と打ち明け「毎年毎年、チームが違うんでね。新人大会、県大会から苦戦して、選抜はたまたま勝たせてもらいましたけど、けが人も多くて苦労した1年でした。強かったんだな。強くなったな。我々スタッフも謝罪しないといけない」と選手の進化に感服し、目を細めた。
今大会は、初戦の2回戦で前回4強の常翔学園(大阪第2)に、準々決勝で同準Vの東海大大阪仰星(大阪第1)に、準決勝で同8強の大阪桐蔭(大阪第3)に勝利。大会史上初めて同一大会で大阪勢3校と当たり、全て打ち破る偉業も達成していた。
決勝前に指揮官は「大阪の3校とやって相当疲弊している。ちょっと重い感じがある」と激戦のダメージを心配していたが、厳しい練習を乗り越えてきたフィフティーンが最後まで体を張り、堂々の3大会連続で頂点に立った。【永田淳】
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