今大会で初採用されているハイドレーションブレイク [写真]=Getty Images FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長が、批判の声が上がっているハイドレーションブレイクが導入されている理由に言及した。FIFA公式サイトが伝えている。
初となるアメリカ、カナダ、メキシコによる3カ国共催で、出場国も「32」から「48」へと大幅に増加し、史上最大規模で開催されている今夏のW杯についてインファンティーノ会長は「信じられないほど素晴らしい大会だ。単なるサッカーやフットボールのイベントだけではなく、あらゆる種類のイベントと比較しても、世界がこれまでに目にしたどんなものよりも大規模なものだ。史上最も成功したイベントと言えるだろう」とここまでの大会に満足していることを明かした。
また、今大会では初めて全試合でハイドレーションブレイク(水分補給のための休憩)が22分と67分に設けられており、3分間は試合が中断され、それが各ハーフ終了時のアディショナルタイムに加算される形となっているが、試合が4つに分断されることや商業的なことなどで、批判の声も大きくなっている。
それでも、これを導入した理由についてインファンティーノ会長は「主な理由は暑さだが、それだけでなく、39日間にわたって行われ、チームによってはその期間中に最大8試合を戦う可能性もあるW杯のような大会においては、休息の時間を設けることが極めて重要であるという点も理解しなければならない」と説明しながら、次のように続けた。
「我々にとってさらに重要なのは、すべてのチームがどの試合でも同じ条件下でプレーできるようにすることだ。気温が高いという理由だけで、ある試合では監督が戦術を調整して試合展開に影響を与える機会を得られるのに、気温が少し低い別の試合では同じ監督にその機会がないというのは受け入れがたいことだ。我々はすべての人に公平な条件を確保したいと考えており、だからこそ、こうした休憩をすべての試合で実施している」
そして、「商業契約はすべてかなり前に締結されているため、FIFAに追加の収益が入ることはない。つまり、これは我々にとって金銭的な問題ではなく、純粋にスポーツ面での問題なのだ」とインファンティーノ会長は強調しつつ、試合には好影響を与えているとの見解も示している。
「試合の最後の最後まで、選手たちは攻撃を仕掛けたりしている。断言はできないけど、もしかしたら、選手たちがこうした短い休憩を取り、再びピッチに戻って自分たちの実力を発揮できるようになったこともその理由の一つかもしれない」