
6月20日、ぬいぐるみを祀る「ぬいぐるみ神社」が京都府南丹市美山町に創建された。
きっかけは余命宣告を受けた患者の声
《最近、ぬい活も世代幅広く、ぬいぐるみも家族。ぬいぐるみ神社、素敵ですね》
《どんな神社だろう。気になる。今はぬい活が盛んだからマッチするかも》
と早速SNS上で話題に。
ぬいぐるみ神社の創建を手がけた堀口こみちさんに、ぬいぐるみに特化した世界初の神社を創建するに至った経緯について聞いた。
「私はぬいぐるみ病院というぬいぐるみを治療する(傷んだぬいぐるみを修理する)病院を11年ほど運営していて、2万6000人以上の患者様とお会いしました。余命宣告を受けたある患者様から、ぬいぐるみの中に針金が入っていたり、サイズが大きかったりすると一緒にお棺に入れないというご相談を受けたんです。
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そこで、お棺で一緒になれなくても、森の木の下に祠を置いてぬいぐるみがお休みできる場所があったらいいな、そして持ち主の方とぬいぐるみがお空で一緒になれたらとは思っていました。でも、神社までとは考えていなかったんです」
そのような考えが頭に思いつくなかで、京都にある「霊明神社」から行き場を失っている神社のお社があるという話を聞いたという。
「見てみたら、とても立派なお社だったので、ぬいぐるみ神社を創建するにあたって屋根や本殿、拝殿、社務所が必要なのではとなりました。当初は大規模にする予定はなかったのですが、村の人々や大工さんとのご縁があって、1年2か月で完成したら大きな神社になっていました」(堀口さん、以下同)
ぬいぐるみ神社の誕生祭には雨の中、200人以上もの参拝者が訪れたという。
11月21日は『いいぬいの日』
鳥居にはクマの耳がついていたり、窓がクマの顔の形になっていたりと可愛らしい神社だが、特にこだわった部分は?
「拝殿の屋根に茅葺きでフリルを模したり、お花を植えたり、とてもユニークな屋根になっています。手水舎の茅葺きもソフトクリームの形になっているんです。
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神社というと敷居の高さを感じるかもしれませんが、子どもたちや神社にあまり行かない方たちにも、自然に感謝することだったり、思いやりの気持ちを感じられるような場所になるようこだわりました」
今後、ぬいぐるみ神社をどのような場所にしていきたいのかを聞いた。
「11月21日は『いいぬいの日』で大祭が行われる予定です。日本の伝統行事の開催、子どもたちやぬいぐるみが好きな方々が集まれるようなイベントを考えています。普段からぬいぐるみ神社がみんなの集合場所になったり、集まってお話ができるような場所になっていければいいなと思っています」
心が温かくなる新たな神社が生まれたようだ。
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