熊本豪雨から6年がたち、犠牲者追悼式で献花する遺族ら=5日午前、熊本県人吉市 熊本県で2020年、災害関連死を含め67人が死亡、2人が行方不明となった豪雨災害から4日で6年となり、同県人吉市で5日、市主催の追悼式が開かれた。遺族や金子恭之国土交通相、木村敬知事らが出席し、犠牲者の冥福を祈った。
市民代表の高校生城本優星さん(17)は「豪雨災害を実際に経験した世代として、記憶と教訓を決して忘れてはならない」とした上で、「同じ悲しみを繰り返さない社会を実現するために、自分に何ができるのかを考え、行動し続けることが大切」と語った。松岡隼人市長は「今後も皆さまに寄り添う支援を全力で継続していく」と述べた。
式典には遺族ら48人が参列。豪雨で両親を亡くした西村直美さん(57)=北九州市=は「(両親に)子どもたちも孫たちもしっかり前を向いていると伝えた」と述べ、言葉を詰まらせた。
豪雨災害で、人吉市では関連死を含め21人が犠牲となった。県によると、6月末時点で16人が仮設住宅などに入居し、再建支援を受けている。

熊本豪雨から6年がたち、式典で追悼の言葉を読み上げる城本優星さん=5日午前、熊本県人吉市