カナダのカーニー首相=6月25日、オタワ(AFP時事) 【ワシントン、ニューヨーク時事】カナダのカーニー首相は21日、米国との貿易協議が決裂したと発表した。トランプ米政権は22日、カナダからの輸入品に50%の追加関税を発動した。
報道によると、カナダのルブラン対米貿易担当相は21日、米首都ワシントンの米通商代表部(USTR)を再び訪問。両国は今週に入ってから断続的に協議を続け、歩み寄りの余地を探っていたが、両国間で隔たりがある分野について溝が埋まらなかった。
米政権は7月、カナダによる自動車関税や、酒類の不買運動などで不利益を被ったとして高関税を突き付けた。ところがトランプ大統領は今月18日夜、発動間近だった50%の追加関税を土壇場で見送った。理由について「カナダと米国の間で、文書の最終確定を条件に合意に至った」と説明していた。
カナダの公共放送CBCによると、カーニー氏は米国に対する譲歩として、カナダの州に報復措置である米国産酒類の販売規制をやめるよう要請。米国の乳製品についても、輸入規制の緩和を検討していた。