
羽田空港を運営する日本空港ビルデングは8月25日、第1ターミナルで9月1日に供用を開始する北側サテライト施設を報道公開した。第1ターミナルの大規模な施設拡張は、1993年9月の供用開始以来初めてとなる。
北側サテライト施設は地上3階建てで、建築面積は約11,000平方メートル、延床面積は約21,000平方メートル。24番から29番まで、搭乗橋(PBB)を備えた固定スポット6か所を設けた。25番はスカイマーク、26番から28番までは日本航空(JAL)が使用し、29番は両社で共用する。24番は当面使用しない。
本館との間には約200メートルの連絡通路を設けた。本館から、最も遠くに位置する28番・29番スポットまでの移動距離は約550メートルに及ぶ。29番スポットのPBBは全長約100メートルで、日本最長という。
施設内には計10基の動く歩道を配置し、人の流れに合わせて走行する自動走行モビリティ「iino」の新型車両も導入。既存の自動運転サービス「WHILL」の運用エリアも北側サテライトまで拡大する。
26番ゲート付近には、カードラウンジ「FOREST LOUNGE」を開設する。座席数は22席で、カフェと休憩スペースを組み合わせた羽田空港初の形態とし、ドリンクやスイーツのテイクアウトにも対応する。提携クレジットカードの保有者は無料で利用できる。一般利用料金は大人1,320円、4歳から12歳まで660円、3歳以下無料。ラウンジ内には、かつて空港で使用していたフラップ式案内表示器をデジタルで再現した「ソラリー式FIS」も設置する。
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北側サテライト施設は2024年5月に着工し、今年5月末に竣工した。1階を鉄骨造、2階以上を木造とする木造・鉄骨ハイブリッド構造を採用。木造部分には、スギやカラマツ、ナラ、カバザクラなどの国産木材約1,800立方メートル分を使用した。木材の利用によって建設時の二酸化炭素(CO2)排出量を約2,630トン削減。太陽光発電により年間約53万キロワット時を発電し、施設内で消費する電力の約80%をまかなう。
北側サテライトの供用開始に伴い、羽田空港発着の国内線を運航するJAL、日本トランスオーシャン航空(JTA)、全日本空輸(ANA)、スカイマーク、スターフライヤー、エア・ドゥ、ソラシドエアの7社は9月1日から、受託手荷物の預け入れ締め切りを出発時刻の現行の20分前から30分前に変更する。

