代々木アニメーション学院が「衣装デザイン科」を開設、茅野しのぶを講師に即戦力を育成

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2026年08月25日 17:31  Fashionsnap.com

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(左から)=LOVE 大谷映美里、茅野しのぶ

Image by: FASHIONSNAP
 代々木アニメーション学院が、AKB48グループや=LOVE、≠MEなど数々のアイドル衣装を手掛けるデザイナーの茅野しのぶを講師に迎えた「衣装デザイン科」を2027年4月に開講する。8月25日に記者発表会を開催し、伊藤太郎社長と茅野が同学科新設の背景やカリキュラム概要を説明した。また、ゲストとして同校が運営するアイドルグループ=LOVEの大谷映美里が、茅野が手掛けた新衣装を着用して登場し、3人でトークセッションを行った。

 衣装デザイン科は、アイドル・ライブ・VTuber・2.5次元といったエンターテインメント業界で求められる衣装の企画、デザイン、制作を学ぶ新学科として設立。代々木アニメーション学院が培ってきたエンターテインメント教育のノウハウと、=LOVE、≠ME、≒JOYなど数々のアイドル衣装を手掛けてきた茅野の経験や知見を掛け合わせることで、エンターテインメント業界に特化した衣装デザイン分野の人材育成を目指す。
 同学科では茅野がカリキュラムを監修するほか、隔週で授業を担当し、課題の講評を通して学生を直接指導。これまで衣装制作に関する多くの講演などを行ってきた同氏が常設でクラスを受け持つのは、今回が初となる。
 既存の服飾専門学校と比較した際の特徴としては、一般的な服飾技術の習得にとどまらない「衣装を戦略の一つとして考える『企画力』と『アイデア』」の実践的な学びや、頭の中にあるアイデアをデジタルデザイン画に起こすための技術や表現力、照明や画面映えといったライブとMVに特化した衣装設計、衣装の布データやコンサート等のロゴ制作、制作した衣装のグッズへの転用をはじめとした2次利用や3次利用を見据えたマルチプロデュース視点の養成などがある。

「デジタル作画」スキルと「実践の場」を強みに即戦力を育成
 新学科設立の背景について伊藤社長は、同校の学院運営と、=LOVEら3つのアイドルグループの運営事業における「相乗効果を生む融合」を模索していたと明かす。茅野との協議の中で、アパレル業界においてデジタル作画のスキルが強く求められている現状を知り、「代々木アニメーション学院の強みが活きる」と確信したという。
 茅野も、衣装デザイナーとして働く上で最初の一歩となる「デザイン画」をデジタルで描ける学生の少なさを課題に感じていたとし、「絵が描けない方がファッションデザインを描けるようになるまで、一からご一緒できるいいタイミングだと思った」と説明。さらに、代々木アニメーション学院がコンテンツホルダーである強みを挙げ、「学校でいくら教えても、その先に実践の場があるかどうかが重要。例えば、=LOVEのライブ演出を踏まえてデザインを描かせ、実際の現場で答え合わせやフィードバックができます。タレントさんが不安を感じる点や現場で起こりうる突発的なことへの対応など、実践をもって教えることで即戦力を育てたい」と、新学科の授業で自らが現場で培ってきたノウハウを伝授する考えを示した。

「三者視点」で生み出す、アイドルのための衣装作り
 大谷は、8月26日発売の=LOVEの21stシングル「恋、はじめました。」の新衣装をまとった姿で登場。大谷が壇上で360度回転しながら、デザインを手掛けた茅野が衣装に込めたコンセプトやこだわりを解説した。「=LOVEらしいフリルやリボン、レースをふんだんに使ったガーリッシュなデザインの中に、秋冬のトレンドであるドット柄を取り入れたドール風の衣装に仕上げた」という衣装には、群馬県桐生市の職人による手作業のレースをあしらっているほか、プロデューサーである指原莉乃からの「ロゴが入っていると見つけた人がときめく」という提案を受け、生地のドットの中に「=LOVE」の文字が隠されたオリジナル生地を使用。「みりにゃ(大谷の愛称)はSNSを頑張って更新しているメンバーなので、SNS映えするようなポイントを意識したり、本人もアパレルブランドをやっているため、メンバーの中で一番トレンド要素を多く入れるようにしています」と、各メンバーの個性をどのようにデザインに反映しているかについても明かした。

 また、プロの衣装デザイナーとしてのこだわりや仕掛けについて訊ねられると、茅野は「衣装作りにおいて最も重視しているのは『三者視点』」だと言及。プロデューサーやクライアントの求めるものを汲み取ること、着用するアイドルがストレスなく100%の実力を発揮できること、ファンやメディアの琴線に触れるギミックを取り入れることの3点を大切にしていると話した。
 茅野の衣装について、大谷は「自信をくれる魔法」と表現。「衣装を着るとアイドルスイッチが入り、かわいいことも恥ずかしがらず堂々とできるようになります。私自身、アイドル衣装に憧れてアイドルになった身なので、着るたびにときめきが溢れますし、『アイドルになってよかった』と思います」とその魅力を話した。また、「動きやすさと可愛さの両立は本当に大変だと思いますが、しのぶさんの作る衣装はシルエットが綺麗で完璧です」と絶賛した。

 最後に、自身もアパレルブランド「ロゼミューズ(Rosé Muse)」のプロデューサーを務める大谷は、未来の衣装デザイナーへ向けて「知識やスキルにプラスして、誰かを喜ばせたいという気持ちを持った方になってほしい。自分と同じ感性を持ちながらも新しい風を吹かせてくれる方と一緒に仕事ができる日が来たら嬉しいです」とエールを送った。茅野は「基礎的な技術や知識とともに、何が人の心を掴み、琴線に触れるものなのかを踏まえた、戦略になる衣装作りを教えていきたいと思っています。私が現場で学んできたことを少しでもつなぎ、私にとって脅威となるようなスターを自分の手で生み出したい。それが衣装業界への恩返しになれば」と締めくくった。
 なお、9月5日と12日には、代々木アニメーション学院 東京校で茅野しのぶによる学校説明会の開催を予定している。

■代々木アニメーション学院 衣装デザイン科 概要学科名:クリエイター学部 衣装デザイン科開講時期:2027年4月修業年限:全日程課(通学)2年制対象校舎:代々木アニメーション学院 東京校募集対象:代々木アニメーション学院の専門教育課程を正しく学ぶ意思があり、「2027年4月時点で義務教育修了以上」の方であれば、年齢・性別は不問。※高校卒業資格が取得できる高等部や、大学卒業資格が取得できる大学部との併学も可能。 ■茅野しのぶによる学校説明会日時:2026年9月5日(土)、9月12日(土)場所:代々木アニメーション学院 東京校登壇者:衣装デザイナー 茅野しのぶ対象:衣装デザイン科への入学検討者参加方法:代々木アニメーション学院ホームページまたは電話にて事前申し込み。 ■代々木アニメーション学院:公式サイト

このニュースに関するつぶやき

  • 偏見かもだが、デザイン科ってやりがい搾取とかゴーストライターの温床なイメージがある。
    • イイネ!1
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