限定公開( 13 )

ローソンは9月22日から、具材を1種類に絞ることで同サイズの弁当より価格を最大5割抑えた「一点突破すぎ!」弁当や、具材の品質や量にこだわった「贅沢すぎ!」弁当など、計13品を順次発売する。物価高による節約志向と、「少しぜいたくをしたい」という需要の双方を取り込む狙いで、各カテゴリーで売り上げ1割増を目指す。
「一点突破すぎ!」シリーズでは、ご飯に具材を少量のせた「日の丸弁当」のような見た目の弁当を展開する。秋田県の伝統的な保存食で、塩辛い鮭の「ぼだっこ」だけをご飯の上にのせた「一点突破すぎ!ごはんがすすむ ぼだっこ(鮭)」や、激辛のキーマカレーを添えた「一点突破すぎ!ごはんがすすむ キーマカレー(激辛)」を、それぞれ297円で販売する。
照り焼きソーセージをご飯の上一面に敷き詰めた「一点突破すぎ!敷き詰めごはん てりやきソーセージ」(397円)、焼きとうもろこしを敷き詰めた「一点突破すぎ!敷き詰めごはん 焼とうもろこし」(297円)も用意する。
ローソンで中食・デイリー商品を担当する友永伸宏氏は「盛り付けが1つで済むので、工場でのコストが劇的に下がる。容器も、スーパーなどの総菜で使われているフードパックにご飯を詰めている。中身にお金をかけた」と説明した。
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具材は、年間を通じてローソンで販売している定番総菜で使うコーンやソーセージなどを活用する。もともと大量に仕入れている原料を使うことでスケールメリットを生かし、品質を維持しながら低価格を実現した。
一方、「贅沢すぎ!」シリーズでは、具材の品質や量にこだわった商品を展開する。3種類の肉をトッピングした「贅沢すぎ!肉づくし冷し中華」(797円)や、厚切りとんかつやハンバーグを盛り合わせた「肉オールスター弁当」(994円)などを販売する。
スイーツでは、モンブランを重箱に入れた「贅沢すぎ!お重モンブラン(和栗)」(786円)や、バタークリームとラムレーズンをビスケットで挟んだ「贅沢すぎ!しっとりラムレーズンサンド(北海道産発酵バター使用)」(356円)などをラインアップする。
●節約とぜいたくの両方を取り込む
物価高を背景に、消費者の節約志向は強まっている。総務省が7月に発表した調査によると、2人以上の世帯の消費支出は8カ月連続で減少した。帝国データバンクによると、9月の飲食料品における値上げは4923品目に上り、2026年で最大の値上げラッシュとなった。
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一方、情報サイトの運営を手掛けるオールアバウト(東京都渋谷区)の調査によると、物価高でも「絶対に譲れない」「ぜいたくしたい」と考えるカテゴリーでは「食料品」が1位だった。
ローソンはこれまでも、こうした相反する消費者ニーズを捉えた商品を展開してきた。
酒類では、1缶300〜600円台の高価格帯なハイボールが好調で、それらを含む洋酒や酎ハイの売り上げは、2024年比で2025年に約1割増加した。2026年7月末には300円を超える商品を中心としたスイーツ8品を発売し、累計販売数は600万個を超えた。
友永氏は「価格が高くなっても、価値を認めていただければ買っていただける。低価格と高価格の幅と、商品の品質がより大事になってきている」と説明した。
物価高への対応としては、2023年から価格はそのままで容量を増量する「盛りすぎチャレンジ」を実施。価格のお得さや、商品が大盛りになった見た目のワクワク感を打ち出してきた。これまで実施した8回の企画では、実施期間中の客数が前年同週比で平均104%伸長した。
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