南極の米アムンゼン・スコット基地付近に建設されたニュートリノ観測所「アイスキューブ」に設置される検出器=2010年12月米国立科学財団(NSF)提供(AFP時事) スウェーデン王立科学アカデミーは6日、2026年のノーベル物理学賞を、南極で素粒子ニュートリノを観測する国際共同プロジェクト「アイスキューブ」を率いた米ウィスコンシン大マディソン校のフランシス・ハルツェン教授(82)に贈ると発表した。プロジェクトには、千葉大の研究チームも参加している。
授賞理由は「アイスキューブへの決定的な貢献と、高エネルギーニュートリノの発見」。
同プロジェクトは、南極点の氷の中に約5000個の検出器を埋めた施設で、宇宙から飛来する極めて高いエネルギーのニュートリノを観測する。日本からは千葉大の吉田滋教授や石原安野教授が参加している。
ハルツェン教授は1988年、南極の深い氷床を検出器として利用するアイデアを提唱し、プロジェクトを主導した。
授賞式は12月10日、ストックホルムで開かれる。賞金1200万スウェーデンクローナ(約1億8000万円)が贈られる。