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大塚製薬(東京都千代田区)は、全国の20代の後輩社員と40代以上の先輩社員を対象に「会話のすれ違いに関する世代間ギャップ調査」を実施した。世代間の認知度差「すれ違い度(認知ギャップ)」で最も差が大きかった用語1位は「一丁目一番地」(認知ギャップ45.4ポイント)だった。
2位は「よしなに」(45.0ポイント)、3位は「鉛筆なめなめ」(44.9ポイント)、4位は「ネゴる」(41.9ポイント)、5位は「手弁当」(44.0ポイント)で、それぞれ約45ポイント程度の差が見られた。特定の社会人用語について、世代間での認識に大きなギャップがあることが分かった。
後輩社員に対し社会人用語を聞いたことがあるかを尋ねると、45.9%が「聞いたことがある」と回答。一方、先輩社員に社会人用語を使った経験があるかを聞くと、約2倍の87.5%が「ある」と答えた。先輩社員は社会人用語を頻繁に使用している一方、後輩社員の半数近くは聞いたことがないようだ。
後輩社員を対象に社会人用語の認知度を聞くと、86.0%が「社会人用語を知らない」と答えた。一方、先輩社員に社会人用語を使って後輩社員に伝わらなかった経験があるかも聞くと、75.5%が「伝わらなかった経験がある」と答えた。後輩社員の多くが社会人用語を理解していない一方、先輩社員はそれらを使って後輩社員とコミュニケーションを図ろうとしているため、世代間のコミュニケーションにすれ違いが発生しているようだ。
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社会人用語が原因で会話のすれ違いを感じたことがあるかの問いに、後輩社員では約半数の46.7%、先輩社員では約7割以上の71.8%が、そのような経験を持っていることが分かった。特に、先輩社員の方が後輩社員よりも社会人用語によるコミュニケーションのズレを強く感じていた。
今回の調査は、全国の社会人を対象に行った。調査期間は8月、有効回答数は20代後輩社員300人、40代以上先輩社員300人。
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世代ですれ違う「社会人用語」(写真:ITmedia ビジネスオンライン)79
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