石川県能登地方を襲った記録的豪雨から10日目。いまだ安否が分かっていない中学3年の女子生徒の制服が川で新たに見つかる中、きょうも大規模な捜索が続いています。
輪島市の塚田川では、今月21日の記録的豪雨で住宅4棟が流され、中学3年の喜三翼音さん(14)ら2人の安否が分かっていません。
消防によりますと、きのう、下流の竹やぶで制服が見つかり、父親の鷹也さんが翼音さんの物と確認したということです。
現場ではきょうも午前6時から消防や警察など300人余りが自宅近くの川沿いや海岸を捜索しているほか、きのうに続いて地元の漁師が漁船8隻を出して海域の捜索に加わっています。
今回の大雨で、石川県内ではこれまでに13人が死亡、4人の行方や安否が分かっていません。
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被災地では断水も続いています。
記者
「こちら橋の下の水道管が外れてしまって、また、川の下を見ると、水道管の一部のようなものが落ちています」
珠洲市では水道管が破損し、今年1月の地震に続いて断水が発生し、住民は山からの湧き水を頼りに生活を続けています。
住民
「このまま冬になると困る、そりゃ困るよ。もし1か月も雨が降らないと(湧き水が)おそらくまた止まる」
石川県によりますと、きのう午後時点で3141戸で断水が続いていて、全国から派遣された職員が復旧作業に当たっています。
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