限定公開( 9 )
「トミカとハローキティ」「プラレールとリカちゃん」など2タイプのおもちゃが用意されることが多いマクドナルドのハッピーセット。かつては「男の子向け」「女の子向け」と分けられていたおもちゃの呼び方が、今は変わっていることを知っていましたか?
【画像】「男の子向け」「女の子向け」だったころのハッピーセット
●「かっこいい系」「かわいい系」
ハッピーセットは1987年に、おもちゃとフードの「お子さまセット」として誕生。1995年に「ハッピーセット」と名前を変更し、定期的に新しいおもちゃが登場するスタイルとなっています。
かつてはミニカーは「男の子向け」、人形は「女の子向け」といったように表記されていたおもちゃ。今では性別でくくるのではなく、「かっこいい系」「かわいい系」に変わっています。その背景についてマクドナルドに聞きました。
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●「子どもの興味は個性で決まる」
ハッピーセットのおもちゃが「男の子向け」「女の子向け」から「かっこいい系」「かわいい系」に変わったのは2021年5月。その背景について、マクドナルドは、ハッピーセットを販売する企業の責任として、顧客の声に耳を傾け、時代に合わせて変わり続けていると説明。
ハッピーセットのおもちゃ開発において、同社は「子どもの興味関心や能力を発見する機会」となることを目指しており、「お子様が何に興味関心をいだくかは、性別ではなく、お一人おひとりの個性によって異なるものと考えております」と述べています。
「お子様が好きなものを選び、遊びから興味関心や学びにつながることがあれば嬉しいという気持ちで、変更することに至りました」(マクドナルド)
CMに関しても、現在は女の子・男の子どちらも出演し、おもちゃを楽しんでいる様子を表現しているとのこと。
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●変化はあったか
この変更により、顧客からの反応や購買傾向などに変化はあったのでしょうか。同社は、データ等はないものの、「このような表記に変えたことで、お子様たちも自分の好きなおもちゃを自由に選んでくれています」と回答。
カッコいい系のおもちゃでも女の子も遊び、カワイイ系でも男の子も遊んでいるといいます。
また最近では、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン オールスターズ」「ポケモン」など、タイプを分けないおもちゃも出てきています。そこにどのような背景があるのかを聞いたところ、「おもちゃ開発については、お子様の興味関心や能力を発見する機会となることを目指しております」との回答でした。
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