「地面師」に10億円の賠償命令 積水ハウスが詐欺被害 東京地裁

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2024年11月27日 14:02  毎日新聞

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毎日新聞

東京地裁および東京高裁が入る庁舎=東京都千代田区で

 書類を偽造して所有者になりすまし、他人の土地を勝手に転売する「地面師」グループに、大手住宅メーカーの「積水ハウス」が約55億円をだまし取られた事件を巡り、積水ハウスが損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は27日、地面師側に請求通り10億円を支払うよう命じた。


 訴えられたのは、事件のリーダー格で詐欺罪などで実刑が確定した内田マイク受刑者(71)とカミンスカス操受刑者(64)ら計5人。


 事件の舞台となったのは、東京・西五反田にあった旅館跡地(約2000平方メートル)。


 訴状によると、積水ハウスは2017年、偽造パスポートで旅館跡地の所有者を装った地面師グループと土地の売買契約を締結し、約55億円の損害を負った。


 積水ハウスは、この一部に当たる10億円の支払いを求めて10人を提訴。争わなかった5人には10億円の賠償を命じる判決が出て確定し、内田受刑者ら残る5人の審理が続いていた。


 積水ハウス側は訴訟で、5人がなりすまし役の手配や、偽造パスポートの準備、売買協議への立ち会いといった役割を果たし、詐欺に関与したと主張した。


 地面師側はそれぞれ「売買契約が詐欺とは認識していなかった」「共謀の事実はない」などと反論していた。


 この事件をモチーフにした新庄耕さんの小説「地面師たち」はドラマ化され、ネットフリックスの配信が大きな話題を呼んだ。


 劇中に出てくるセリフ「もうええでしょう」は「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」の候補にも選ばれている。【菅野蘭】



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  • 他国の拷問が行われ家族にも体罰を課されない日本では金は戻らない。刑務所明けで金を使う。全体主義、宗教国家ならいざ知らず。
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