エイチ・アイ・エス(HIS)は、雇用調整助成金の一部で不適正な受給が含まれている可能性があると明らかにした。
連結子会社のナンバーワントラベル渋谷による雇用調整助成金の不正受給疑惑を受けて、グループ全体でアンダーソン・毛利・友常法律事務所による調査と分析を実施していた。
HISと連結子会社は2020年4月から2023年3月にかけて、HISが約240億円、連結子会社24社が約44億円の雇用調整助成金計約284億円を受給していた。
12月13日付けで外部専門家による特別調査委員会を設置した。グループ全体のガバナンス上の問題がないかの検証を含めた原因分析や再発防止策の提言を求める。調査報告書はプライバシーなどの観点から非開示措置などを施した上で公表する。延期した2024年10月期の決算発表時期は、現時点では未定であるとしている。
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