事件発生からわずか1か月ほどでのスピード判決です。中国内陸部・湖南省で男が車で無差別に児童らをはね、30人にけがを負わせた事件で、裁判所はきょう、男に執行猶予のついた死刑判決を言い渡しました。
中国国営の中央テレビなどによりますと、黄文被告は先月19日、湖南省・常徳市の小学校前で、車を加速させて児童らを無差別にはねたうえ、車から降りた後も凶器を持って襲い掛かるなどし、30人にけがを負わせました。
湖南省の裁判所はきょう、犯行動機は卑劣で、登校のピーク時間を狙ったことも悪質だと判断。公共の安全を害した罪に当たるとし、黄被告に執行猶予2年がついた、死刑判決を言い渡しました。