物価高を背景に、人気が高まっているという「ふりかけ」。その人気の秘密に迫りました。
【写真を見る】全国ふりかけグランプリ2024 金賞を受賞したのは…
ふりかけ過去最高の売上に 海外でも#FURIKAKE小笠原亘キャスター:
なぜ、ふりかけが人気なのでしょうか。
国際ふりかけ協議会の松江慎太郎代表理事によると、日本では安価で時短できバリエーションも豊富であるということ。海外では訪問客がお土産にふりかけを買って帰るという人がいることが理由だそうです。
海外のSNSでは「#FURIKAKE」で検索すると、ふりかけの投稿が出てきます。
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例えばオーストラリアの方のSNSには、「日本を感じる味だね」と、普通にご飯にかけて食べるということですが「RICE SEASONING」と書かれており、ご飯の調味料のような形で紹介されています。
インドの方は、キャベツのソテーにゴマや海苔のふりかけをかけてアレンジをして食べていました。
また、スペインの方はご飯に牛肉をのせた料理に海苔や椎茸をかけて味変させて食べています。
井上貴博キャスター:
出汁もそうですが、フリーズドライの技術が大変高いです。小分けになっているからお土産品にも丁度良いのでしょうね。
ホラン千秋キャスター:
軽いし、かさばらないし。
元競泳日本代表 松田丈志さん:
これだけでも日本の味が堪能できます。僕らが海外遠征に行くときはお米と一緒にふりかけも持って行き、1〜2か月ぐらいの遠征をふりかけで乗り切ったこともあります。
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小笠原キャスター:
こんなアンケートがあります。
【好きなふりかけの味】(ナビット調べ)
1位:のりたま 16.5%
2位:さけ 15.7%
3位:ゆかり 12.1%
4位:かつお 11.4%
【欲しいふりかけの味は?】
・カレーライス
・キムチ
・うなぎ
・チャーハン
実は、すでに発売されている味もあります。
ごましお、のりたま、ゆかり…は食べたことがある人が多いのではないでしょうか。
最近では、▼「フリーズドライ」の納豆ふりかけ、▼「黒豚を使用」した黒豚チャーシュー味、▼「うなぎエキス入り」のうなぎかば焼き味などもあります。
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国際ふりかけ協議会の松江慎太郎代表理事によると、“再現ふりかけ”がすごいということです。乾燥技術などが向上し、昔に比べると味のバリエーションが豊富になりました。
例えば松屋とコラボした「松屋 牛めし味ふりかけ」(標準売価140円)があります。
SNSでは本物さながらのアレンジも投稿されており、「紅しょうがの味も含め、かなりの再現度。生卵を混ぜても美味しかった」とのことです。
この他にも、「ご飯がススムキムチ味ふりかけ」(標準売価140円)、などもあります。
ふりかけで世界の食卓を再現 創業243年の佃煮店小笠原キャスター:
創業1782年、江戸時代から続く老舗のふりかけ店「新橋玉木屋」では世界の食卓を完全再現しました。
「世界のふりかけ」(12袋入り 2916円)はイタリアントマト、グリーンカレー、四川風麻婆豆腐、トムヤムクン、ホットサルサなどが入っています。
松田丈志さん:
パッケージも高級感がありますね。
井上貴博キャスター:
スープにも使えそうですね。
小笠原キャスター:
食べ方もご飯にかけるだけではありません。白米以外にもグリーンカレー味はバニラアイス、ベーコンエッグ味はトースト、ホットサルサ味はサラダに合わせると美味しいとホームページでは謳っています。海外の皆さんはこういったものを買って帰って、いろいろアレンジしながら白米以外のものにかけて食べているという人も多いということです。
ホランキャスター:
ギフトにも良いですね。
松田丈志さん:
子どもはご飯だけ最後に残すこともあるので、そういう時にふりかけがあると一緒にちゃんと食べてくれるので本当にありがたいです。
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<プロフィール>
松田丈志さん
元競泳日本代表
五輪4大会出場 4個のメダル獲得
JOC理事 宮崎県出身 3児の父