学割でアップル製品購入、転売か＝詐欺容疑で中国人７人逮捕―警視庁

　転売目的を隠し、中国人留学生らに学生割引を利用して米アップルの製品を格安で購入させたとして、警視庁暴力団対策課は８日までに、詐欺容疑で、中国籍の職業不詳趙麗容疑者（５１）＝埼玉県川口市並木＝と中国人留学生ら計７人を逮捕した。いずれの認否も明らかにしていない。

　同課によると、趙容疑者は２０２４年２〜８月、東京都内などにあるアップルストアで、ノートパソコン「ＭａｃＢｏｏｋ（マックブック）」など計１億３０００万円相当を、学生割引で計１０００万円ほど安く購入させていたという。

　趙容疑者らは中国のＳＮＳで留学生を募集し、購入させたアップル製品をまとめて転売していた。同課は転売先が海外だった可能性もあるとみて、詳しく調べる。

　逮捕容疑は２４年５月１４日、東京・銀座のアップルストアで、転売目的を隠し、マックブック１１点（販売価格計３１３万４８００円相当）を学生割引価格（計２８７万１８００円）で購入した疑い。