北海道・函館市の沖でおととい、座礁したタンカーから燃料の重油漏れが確認されたほか、船体が傾いたため海上保安庁が乗組員の一部を救助しました。
記者
「けさ、座礁したタンカーから燃料漏れが見つかったということで、オレンジ色のオイルフェンスが敷かれています。ここにいても油の臭いがただよってきています」
おととい、函館市の沖で岩場に乗り上げて座礁した小型タンカー「さんわ丸」から、けさ6時前、「燃料の重油が流出し、オイルフェンスを張った」「船体が右におよそ5度傾き、乗組員を退避させたい」と救助要請がありました。
このため、海上保安庁が午前8時ごろ、乗組員11人のうち7人を救助しました。タンカーの船底からは燃料の重油が漏れ出ていて、きょうの岩場からの移動作業は中止されました。
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