限定公開( 9 )
任天堂は1月16日、次世代ゲーム機「Nintendo Switch 2」の予告映像を公開しました。発売は2025年内を予定しています。4月2日に配信されるNintendo Directで詳細を明らかにするということで、今回は外観が明らかにされた程度です。
現行(液晶版)のNintendo Switchが2016年10月に発表された際にも、まずは短い予告動画が公開され、詳細な仕様は2017年1月になってから発表されました。「発表の予告」というのは、任天堂が好きな方法なのかもしれません。
ともあれ、公開された映像からもいくつかのことが見て取れるので、今回はそうした内容をお伝えしたいと思います。
●ディスプレイサイズが大きくなり、上部にUSB Type-Cポートを追加
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まず外観ですが、ディスプレイの左右にコントローラーが装着されるというスタイルは踏襲されています。ただ、ディスプレイサイズは二回りほど大きくなっているようです。
公式サイトで並べられているのは、6.2型の液晶モデルだと思いますが、それと比較すると8〜9型はありそうです。
本体が大きくなった分、背面のスタンドも大きくしっかりしたものになっています。フリーストップ方式なのは有機ELモデルと同じようですが、よりシンプルな形状になっています。また、本体上部にもUSB Type-Cポートが追加されています。
●コントーラーの装着がマグネット式に? マウスのような操作も可能に?
また、コントローラーの装着方法も上部からの差し込み式ではなく、(おそらく)マグネットによる着脱式になっています。
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コントローラー自体にも、いくつか変更が加えられています。見た目で分かりやすいところでは、右側のコントローラーのホームボタンの下部に四角いボタンが追加されました。残念ながら、これの用途はまだ分かりません。また、アダプターを装着し、コントローラーの接続部を下にして固定することで、マウスのように操作することもできるように見えます。
コントローラーをマウスとして利用するというのは、Lenovoのゲーミングデバイス「Legion Go」でも採用されていましたが、FPSなど精密な操作が必要とされるゲームでは、コントローラーよりもマウス・キーボードの方が有利といわれています。Nintendo Switch 2向けには、これまで以上にFPS系のゲームがリリースされるのかもしれません。
●Nintendo Switchのソフトもプレイ可能
ゲームソフトについては下位互換を備えており、Nintendo Switch向けのソフトもプレイ可能。逆にいうと、Nintendo Switch 2向けのソフトは既存のNintendo Switchではプレイできないのでしょう。専用ソフトがどの程度登場するのか、気になるところです。
この他、専用ドックや左右のJoy-Conをつなげるアダプターなどは従来通りです。
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●価格は5万円後半〜6万円超え? 転売対策はどうする?
価格はまだ公開されていません。初代Switchが3万2978円(税込み、以下同)、有機ELモデルが3万7980円だったことを考えると、4万円を超えるのは確実でしょう。現在の円安や部品価格の高騰を考えると、5万円後半〜6万円を超えても不思議はなさそうです。しかし、あまり高額になると、従来のSwitchのように爆発的な普及は難しくなります。1家に1台以上、1人1台所有していることも珍しくないほど普及しているSwitchだけに、任天堂としてもあえて価格は抑えてくるのではないかと思います。
そして、注目の新ハードということで、転売対策がどうなるのかも気になるところ。ただ、こればかりは、買い占めできないほどに十分な台数を用意する以外に効果的な対策が思いつきません。現実的には難しいので、抽選販売になってしまうのでしょう。年内に販売されても、実際に入手できるのは2026年以降ということになってしまうかもしれません。
ここで触れたのはあくまでも映像をもとにした予測に過ぎません。正式な情報は4月2日のNintendo Directを待つ必要があります。
なお、4月26日(土)と27日(日)の2日間、千葉県の幕張メッセでNintend Switch 2の体験会を実施します。事前応募に当選したユーザーのみが参加できる抽選方式で、応募は2月20日15時まで。いち早く体験したい人は、2025年の運試しも兼ねて応募してみるといいかもしれません。
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