舞台『千と千尋の神隠し』英国の演劇賞を受賞 撮影:Johan Persson 舞台『千と千尋の神隠し』(原作:宮崎駿 製作:東宝 協力:スタジオジブリ 共同製作:PWプロダクションズ)が、イギリスの老舗の演劇賞「WHATSONSTAGE AWARDS」で、“Award for BEST NEW PLAY”(最優秀新作演劇賞)を受賞した。ロンドンの演劇ファン参加型の歴史ある演劇賞で今年が25年目の開催だった。
【写真】名シーン&雰囲気を完全再現!舞台『千と千尋の神隠し』英国公演の様子 舞台『千と千尋の神隠し』は、2022年3月に東京・帝国劇場で世界初演。昨年は、国内ツアーと並行して、ロンドン公演を実施。
ロンドン公演は、日本人キャストによる日本語での海外上演としては演劇史上最大規模、東宝主催公演としても史上初の試みとなり、ウェストエンド最大級となる客席数約2300席を連日満席にし、約30万人を動員した。
授賞式には、翻案・演出のジョン・ケアード、プロデューサーの尾木晴佳(東宝)、共同プロデューサーのイアン・ギリー(PWプロダクションズ)が壇上へ上がり 、トロフィーが授与。ステージ上でジョン・ケアードは、妻で共同翻案の今井麻緒子やカンパニーに感謝を述べ「日本とイギリスのコラボレーションにより、作品を作れて嬉しいです。イーストエンド(世界の極東)から、(ロンドンの) ウェストエンドへ作品を持ってくるのは大変 な苦労がありました。ただ 、すべてにおける、 本当のマジシャンは スタジオジブリの 宮崎駿さんです。彼の素晴らしい映画は、私たち全員に多大なるインスピレーションを与えてくれました」と話すと、会場からは大きな拍手が起きた。
舞台『千と千尋の神隠し』は今年7・8月に中国・上海で上演を予定している。