岩手県大船渡市の山林火災はきょうで発生から1週間となりました。きょうは待望の雨が降っていて、山林火災の一刻も早い収束が期待されています。大船渡市から中継です。
大船渡市の山林火災の現場を臨む高台からお伝えします。この時間も本降りの雨が続いています。霧で見えにくくなっていますが、先ほど、赤崎方面の山で、広い範囲で煙が上がっているのを確認できました。
大船渡市の山林火災はきょうで1週間を迎えますが、依然として鎮圧には至っていません。
大船渡市ではきょう未明に雪が降り始め、その後、雨に変わりました。午前9時半時点の降水量は2.5ミリですが、あす未明までに予想される降水量は50ミリとなっています。
住民からも火災の鎮圧を期待する声が聞かれました。
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地域の人
「ありがたいですね、さっきも越喜来の方を見てきたが、だいぶ弱まっていた。もうちょっと降ってくれれば助かる」
午前6時時点の焼失面積はおよそ2900ヘクタールに拡大していて、市内の1896世帯4596人に出されている避難指示は継続されています。
きょうは悪天候のため、ヘリによる消火活動は見合わせとなっていて、地上からの消火が行われています。
また、きょうは岩手県で公立高校の入試が行われています。山林火災の発生している大船渡市の大船渡高校でも多くの中学3年生が受験に臨んでいて、中には避難をしている生徒もいるということです。
先月26日の火災の発生からきょうで1週間となる中、避難者の生活に加えてさまざまな地域産業にも影響が出ていて、きょうの雨が火の勢いを弱める恵みの雨となることが期待されます。
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地域
