限定公開( 30 )
ヤマト運輸が「宅急便」などを配達し、受取人が不在だった際に投函される「ご不在連絡票」と酷似したチラシが配布されているとして、SNS上で物議をかもしています。ヤマト運輸の広報担当者はねとらぼ編集部の取材に「配布元の企業に配布の中止を申し入れた」と回答しました。
●「弊社の登録商標や知的財産の無断利用は一切認めておりません」
物議をかもしているのは、X(Twitter)に投稿された、歯科矯正サービスに関するチラシの写真。
「通院ご不要連絡票」と書かれたチラシは、ヤマト運輸の「ご不在連絡票」と色遣いや配置、文言などが酷似しており、宛名は「過去に歯科矯正をほんの少しでも検討したことがあるみな様」となっていました。チラシの中には、ヤマト運輸が商標登録している「宅急便」という文言も含まれていました。
|
|
写真とともに「本当に迷惑」という感想を添えて投稿した、Xユーザーのえび沢さんによると、3月1日に郵便物の中に紛れていたチラシを発見したといいます。
チラシに対しては「広告の最下欄には『広告である』との記載があったものの、他の郵便物に重なっていてすぐには気づけませんでした」「医療サービスに関する広告であり、何よりも信頼性が重要な事業であるにもかかわらず、このような手法が使われていることに違和感を覚えました」と話しました。
ヤマト運輸の広報担当者は3月5日、ねとらぼ編集部の取材に「SNSの投稿で把握し、配布元の企業に配布の中止を申し入れました」と説明。チラシについて「弊社のご不在連絡票と誤認させる内容」だとし、「弊社の登録商標や知的財産の無断利用は一切認めておりません」とコメントしています。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。